臨床の砦

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093866118
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

緊急出版!「神様のカルテ」著者、最新作

「この戦、負けますね」
敷島寛治は、コロナ診療の最前線に立つ信濃山病院の内科医である。一年近くコロナ診療を続けてきたが、令和二年年末から目に見えて感染者が増え始め、酸素化の悪い患者が数多く出てきている。医療従事者たちは、この一年、誰もまともに休みを取れていない。世間では「医療崩壊」寸前と言われているが、現場の印象は「医療壊滅」だ。ベッド数の満床が続き、一般患者の診療にも支障を来すなか、病院は、異様な雰囲気に包まれていた。
「対応が困難だから、患者を断りますか? 病棟が満床だから拒絶すべきですか? 残念ながら、現時点では当院以外に、コロナ患者を受け入れる準備が整っている病院はありません。筑摩野中央を除けば、この一帯にあるすべての病院が、コロナ患者と聞いただけで当院に送り込んでいるのが現実です。ここは、いくらでも代わりの病院がある大都市とは違うのです。当院が拒否すれば、患者に行き場はありません。それでも我々は拒否すべきだと思うのですか?」――本文より


【編集担当からのおすすめ情報】
現役医師としてコロナ禍の最前線に立つ著者が
自らの経験をもとにして克明に綴ったドキュメント小説。
2009年に第十回小学館文庫小説賞を「神様のカルテ」で受賞し、シリーズ(既刊5冊で累計337万部)を書き継いでいる夏川草介氏は、現役の内科医でもあります。コロナ禍の最前線で多くの患者さんと向き合う日々が、一年以上続いています。本書は、著者が2020年末から21年2月にかけて経験したことを克明に綴った、現代版『ペスト』ともいえる記録小説です。

内容説明

命がけでコロナに立ち向かった小さな病院の、知られざる記録。「この戦、負けますね」。現代版『ペスト』ともいえるドキュメント小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

606
自身が現役の医者でもある、夏川草介の医療小説。今回はコロナとの壮絶なまでの戦いを一地方病院を舞台に描き出す。信濃山病院は架空のものだろうが、おそらくはモデルが4あるのだろう。信州のどこかの病院であるかもしれないし、作中にわずかに仄めかされる相模原病院であるのかも知れない。いずれにしても、未知のコロナが猛威をふるっていたいたあの時期に、ここに描かれたような医療行為に苦闘していた医師たちは全国にいたはずである。まだ終息したわけではないが、これも作中で語られているように、手探りの段階から既知のものへと、その⇒2025/01/10

starbro

574
夏川 草介は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。本書は、リアルコロナ医療ドキュメント小説でした。ノンフィクションに近い状態、かなりリアルな内容だとは思いますが、小説としては力が入り過ぎの感じでした。 https://www.shogakukan.co.jp/books/093866112021/06/04

きみたけ

515
著者は「神様のカルテ」で一躍名を馳せた、医師で小説家の夏川草介氏。現役医師としてコロナ禍の最前線に立った著者が自らの経験をもとにして綴ったドキュメント小説。現役の医師が表現する医療現場の状況がとてもリアルで、報道されている医療現場の逼迫状況が目に浮かびました。自身を振り返り、今のところコロナの影響を回避出来ていますが、もし家族の誰かがコロナに感染し死んでしまったらと思うといたたまれません。早く安心して過ごせる世の中になって欲しいと願うばかりです。2022/02/19

青乃108号

513
コロナ感染拡大の第三波を、身を挺して凌ぎきったコロナ診療指定病院の医師並びに看護師達の物語。当初6床のはずがあっと言う間に36床に。クラスターの起きた施設入所の認知症高齢者の受け入れ、そして院内感染、家族にも及ぶ誹謗中傷。私は医療関係者ではなく、知的障害者のグループホームで働いており、施設内クラスターが発生した時には防護服姿でなんとか感染を広げまいと頑張ったが、その時のストレスたるや筆舌に尽くしがたいものがあった。本書に書かれた物語はフィクションであろうが、そのテーマは間違いなく真実を伝えている。 2022/11/23

kou

511
この本を読んでいる期間に、丁度、作者がニュース番組でインタビューを受けており、この本が、ほぼ作者のドキュメンタリーである事を知った。今、コロナと戦っている医療者、その関係者には頭が下がる想いになる。こうやって見えない所で奮闘してくれている人がいるおかげで、自身の生活が守られていると感じる。忘れられない一冊になった。2021/09/11

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