モテ薬

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モテ薬

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093865937
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「あの日」から、世界は変わった

実力派の脚本家が書き下ろした、
愛と欲望渦巻く科学サスペンスの傑作!!

はじまりは、美人研究者による新物質発見の記者会見だった。
だが次々に明らかになる論文不正は、ついに最悪の事態を迎える。
いったい彼女は、絶世の天才科学者か、世紀の悪女か――。
モテ薬は本当にあるのか、論文の不備が示唆するものとは――。

関係者の証言を積み重ねて浮かび上がる衝撃の真実から目をそむけてはいけない!


「一粒の薬が人の心をコントロールする。
この世に、そんな薬が現れたらとしたら
いったい私たちはどうなると思いますか?」――本文より



著者略歴…
旺季志ずか(おうき・しずか)
徳島県阿南市出身。立教大学卒業後、脚本家に。テレビドラマ脚本に「特命係長只野仁」「カラマーゾフの兄弟」「ストロベリーナイト」「屋根裏の恋人」「女帝」「佐賀のがばいばぁちゃん」 など多数。また小説『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え 』刊行、古事記ミュージカル『天の河伝説』の作・演出、2018年からは吉本坂46メンバーとしてもCDをリリースするなど幅広く活躍。

内容説明

はじまりは、美人研究者の記者会見だった。だが次々に明らかになる論文不正はついに最悪の事態を迎える。彼女は、絶世の天才科学者か、世紀の悪女か―関係者の証言を積み重ねて浮かび上がる事件の真相。

著者等紹介

旺季志ずか[オウキシズカ]
徳島県阿南市出身。立教大学卒業後、脚本家に。テレビドラマ脚本多数。古事記ミュージカル『天の河伝説』の作・演出、2018年からは吉本坂46メンバーとしてもCDをリリースするなど幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデミン@もも

49
旺季志ずかさん、初読み。フィクションに違いない。が、あのO坊方さん関連の事件を知ってる人は思い浮かべる内容。歴史小説ならば、どこまでがフィクションなのかノンなのかわからないのが、小説の醍醐味だが、この作品はいただけない。ストロベリーナイトやカラマーゾフの兄弟、佐賀のがばいばあちゃんなどのテレビの脚本家の作品だと期待して読んだのが失敗だった。2021/10/31

よっち

34
新進気鋭の美人研究者水澤鞠華が発表したモテ薬。そのセンセーショナルな発表は再現性や論文の不備から捏造疑惑を糾弾されるようになり、そんな状況で指導教授の吉見が研究室で遺体として発見されるサイエンスミステリ。モテ薬は本当にあるのか、吉見教授の死の真相とは何か。科学誌の女性記者・田中の視点で、吉見のライバル教授、出入り業者、共同研究者や吉見の妻たちを取材する中で明らかにされてゆく、モテ薬と鞠華の壮絶な周辺事情。けれどそこから浮かび上がる鞠華自身はどこまでも真摯な研究者でしかなくて、意外な結末もまた印象的でした。2020/10/21

うまる

30
概ね例の騒動の流れで、あったな~と懐かしく思いながら読みました。リアルタイムでは、マスコミの情報しか見聞きする事がなかったので、内部側から見た一連の言及に、なるほどと思いました。わたしも報道に踊らされてた感じあるなと反省。研究者の苦悩や、男性社会の女性の立場を織り込みつつ、ほどよいサスペンスに仕上がっていたと思います。結末が好きだったので、楽しい読書になりました。あります!が出てくるかどうかも見所でした(笑2023/08/28

keith

21
モテ薬を飲んだ男、もしくは女の悲喜こもごもの話かと思ってたら、◯◯細胞の騒動を思い起こさせる話でした。誰かモテ薬開発してくれないかなあ。わたしだけ投与してくれると言うなら100万までなら支払う用意はある!2020/12/23

あつお

12
某S細胞事件のパロディ。 日本で数年前に話題になったS細胞事件。割烹着姿で実験に臨むO氏の姿が、マスコミ含め話題になった。しかし、その持て囃しぶりは一点。論文上の画像改竄、再現実験の失敗等が明らかになると、マスコミはO氏を一斉に悪者扱いするようになる。実験や論文そのものよりも、彼女の人格や趣味嗜好をもこき下ろすように。権利、実験費用、男女関係など複雑な要素が絡むのが研究機関。純粋に知を探求することは難しく、女性としてのディスアドバンテージがある。事件の真相はどうなのか。 色々と考えさせられる小説でした。2023/04/24

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