出版社内容情報
ロングセラー『ほどなく、お別れです』続編
清水美空は、スカイツリー付近の葬儀場「坂東会館」に勤めて1年目の新社会人。生まれる前に姉を事故で亡くしているが、その姉に見守られるように生きてきた美空は、他人の感情が伝わってきたり、思念を感じ取ったりと、“気”に敏感な体質をしている。
そんな美空の上司・漆原が担当するのは、故人が事故や自殺で亡くなってしまった、いわゆる訳ありの葬儀。ご遺族の悲しみも深く、いかに寄り添った葬儀ができるかが重要となるが、漆原に厳しく、時に優しく指導されながら、邁進する日々を送る。
雪も解けない寒い日が続いていたあるとき、美空は仕事帰りに立ち寄った商業ビルの中で、高校時代の友人・夏海と偶然再会する。久しぶりの再会を喜ぶ2人だが、美空が葬儀場で働いているのを聞いた夏海は、急に思いつめた表情で「遺体がなくても、お葬式ってできるの?」と問う。彼女の兄は6年ほど前、海難事故で行方不明になっていた――。
【編集担当からのおすすめ情報】
デビュー作にしてロングセラー『ほどなく、お別れです』から1年。
そして、著者が最愛の夫を亡くしてから4年が経ちました。
深い悲しみの底から立ち上がり、前を向くことを決意した著者が紡ぐ、
別れとの向き合い方、ぜひご一読ください。
内容説明
最愛の夫を亡くして4年。深い悲しみから立ち上がり、再び歩き出した著者が紡ぐ、大切な人との後悔しない別れ方。
著者等紹介
長月天音[ナガツキアマネ]
1977年新潟県生まれ。大正大学文学部日本語・日本文学科卒業。2018年、『ほどなく、お別れです』で第十九回小学館文庫小説賞を受賞(応募時タイトル『セレモニー』を改題)し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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