タスキメシ―箱根

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093865579
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

箱根駅伝100年!胸熱スポーツ小説決定版

あの眞家早馬が「駅伝」の世界に戻ってきた!
大学卒業後、管理栄養士として病院で働いていた早馬は、紫峰大学駅伝部のコーチアシスタント兼栄養管理として、部員たちと箱根駅伝初出場を目指すことになる。高校時代、大学時代も陸上の名門校で長距離走選手として期待されたものの、怪我から思うような成績を残せなかった早馬。その背景にあった、嫉妬、諦め、苦い思い――。数々の挫折を経験した者として部員たちに寄り添い、食の大切さ、目標達成の楽しさを伝えようと奮闘する早馬。そんな彼のことをキャプテンの4年生、仙波千早は最初は受け入れられずにいたが……。
一度も箱根駅伝に出場できない弱小チーム。でも、だからこそ、「箱根駅伝に出たい」「箱根を走らせてやりたい」。徐々にひとつになっていく千早たち部員の熱い願い、そして早馬が見つけた新たな夢は、果たして叶うのか――。
臨場感溢れる箱根駅伝本戦の描写とともに、丁寧に描かれるそれぞれの心情。エリートではない若者たちの夢、苦悩、様々な思いが、箱根路を駆け抜ける!


【編集担当からのおすすめ情報】
熱い感動を呼んだ「タスキメシ」から早4年。待望の「タスキメシ」続編は、箱根駅伝が100周年を迎える駅伝シーズンの始まり、2019年秋に、と数年前から構想していました。
文句なく面白い!と、箱根駅伝レジェンドの柏原竜二さんも絶賛。
リアルな練習風景から緊迫したレースシーン、圧巻の箱根駅伝本戦。そしてその裏にある熱いピュアな夢と見守る大人の想い、友情、絆、ほろ苦い現実……。前編となる「タスキメシ」の登場人物達もそれぞれが魅力的に歳を重ね、現代を生きています。
駅伝好きにはもちろんですが、駅伝をまったく知らない方々の胸をも熱く震えさせる、青春スポーツ小説の大傑作の誕生です。
前編となる『タスキメシ』も待望の文庫化をして同時発刊します。

内容説明

あの眞家早馬が「駅伝」の世界に戻ってきた!大学卒業後、いったんは就職した早馬は、弱小・紫峰大学駅伝部のアシスタントコーチとして、部員たちと箱根駅伝初出場を目指すことになる。学生時代、長距離走選手として夢を果たせなかった早馬。数々の挫折を経験した者として部員たちに寄り添う。「箱根駅伝に出たい」「箱根を走らせてやりたい」。徐々にひとつになっていく部員たちの熱い願い、そして早馬が見つけた新たな夢は、果たして叶うのか…?熱涙間違いなしの傑作スポーツ小説!

著者等紹介

額賀澪[ヌカガミオ]
1990年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒。2015年に、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を、『屋上のウインドノーツ』で第22回松本清張賞を受賞しデビュー。2016年、『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(高等学校部門)に選ばれベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

246
タスキメシ 箱根 2019.11発行。字の大きさは…小。 大学を卒業し、管理栄養士として企業に3年間勤めた眞家早馬が、大学に帰って来ます…。 物語は、箱根駅伝を目指して早馬が、紫峰大学大学院へ入学し、自身が大学時代に走ることが出来なかった箱根駅伝を栄養管理兼コーチアシスタントとして駅伝部の寮である紫苑寮に入り、部員たちと共に箱根へ…。 箱根で、江戸紫色の襷が繋がるか…。 毎回、早馬が作る料理が美味しそうで、私も食べてみたいです(笑)  「蜂蜜レモンソーダ」は、私にも作れそうです(^-^)2020/03/10

おしゃべりメガネ

231
コレは反則。ドコを読んでも涙が出る作品なんて反則。中盤から涙が止まらないなんて反則。箱根駅伝を書いた名作は多数ありますが、また新たに一作、仲間入りとなる作品が登場しました。前作から登場のキャラでも、ほぼ兄「早馬」オンリーに近い作品で、個人的にはちょっと寂しい気もしましたが、新たなメンバーが登場し、しっかりと作品を盛り上げてくれます。まるで自分も箱根駅伝を走ってるかのような臨場感は、スゴすぎです。ランナーの苦しさがそのままリアルに伝わってくる描写も圧巻です。ずっと涙を浮かべて読んだ作品は久しぶりでした。2019/12/05

しんごろ

216
届けよ想い!たとえ届かなくても、走るしかない。その時は、悔しさもへったくれもない。前へ前へと走るだけ。栄光がなくても、仲間の待つゴールに向かって、千早、走るんだ!と、読みながら感情が入る終盤のレースシーン。熱が入ったし涙が流れた。そんな迫力のあるレースの一方で、箱根駅伝に向かって、皆で準備していくシーンでは、早馬の作る料理が美味しそう。レシピがほしい。とくに、おにぎりがいい。箱根駅伝、先輩から後輩に受け継がれるものは様々だ。箱根駅伝を目指す選手諸君!結果を恐れず後悔だけしないように前へ進んでくれ!2022/11/27

詩界 -うたか-

216
#読了 #額賀澪 #タスキメシ◆箱根を走りたい——白い学校名の書かれていない襷ではなく、学校として。そしてある時に陸上部の寮に現れたのは院でスポーツ食を学びに来た男性・早馬だった。キャプテンである千早は弟と比べて陸上部を諦めた人に箱根の邪魔をされたくないと嫌っていたが……◆早馬と春馬の成長に心が泣きそうになったし「タスキメシ」と「タスキメシ2」の間にもう1作品あっても良かったなと思いつつ感動した。スポーツに興味無いけど爽快感と緊迫感、興奮。努力しながら精一杯向かっていくのが素晴らしい作品です!2021/02/19

fwhd8325

211
箱根駅伝は、どうしてこんなに日本人の心に響くのだろう。面白い作品でした。レース展開よりも、箱根を走る、箱根に関わるそんな人間模様が楽しい。ハラハラドキドキ、結果を見守るのではなく、ひとりひとりの汗が、きっといい結果となってくれるようにと祈るような気持ちでした。額賀さん、こういう作品上手いですね。 読書感想とは違いますが、、来年の正月箱根を走ることはできるのだろうか。その前に立川の予選は開催されるのだろうか。2020/07/05

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