きみはだれかのどうでもいい人

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きみはだれかのどうでもいい人

  • 伊藤 朱里【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 小学館(2019/09発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 313p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093865517
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人とわかりあうことは、こんなにも難しい。

税金を滞納する「お客様」に支払いを促すことを仕事とする県税事務所の納税担当に、同期が休職したことで急遽異動させられてきた若手職員の中沢環。彼女は空気の読めないアルバイト・須藤深雪を始めとする周囲の人間関係に気を遣いながら、かつての出世コースに戻るべく細心の注意を払って働いている――(第1章「キキララは二十歳まで」)
週に一度の娘との電話を心の支えに、毎日の業務や人間関係を適当に乗り切るベテランパートの田邊陽子。要領の悪い新米アルバイトや娘と同世代の若い正規職員たちのことも、一歩引いて冷めた目で見ていたはずだったが――(第3章「きみはだれかのどうでもいい人」)
同じ職場で働く、年齢も立場も異なる女性たちの目に映る景色を、4人の視点で描く。デビュー作『名前も呼べない』が大きな話題を読んだ太宰治賞作家が描く勝負作。
職場で傷ついたことのある人、人を傷つけてしまったことのある人、節操のない社会で働くすべての人へ。迫真の新感覚同僚小説!


【編集担当からのおすすめ情報】
言葉にならずにわだかまっていた感情が、豊かな言葉で、繊細に描き尽くされた傑作!島本理生さんと穂村弘さんも大絶賛!!明日から、職場の見え方が変わるかもしれません……。

内容説明

県税事務所に勤める、年齢も立場も異なる女性たち。見ている景色は同じようで、まったく違っている―そこにあるのは、絶望か、希望か。太宰治賞作家渾身の新感覚同僚小説!

著者等紹介

伊藤朱里[イトウアカリ]
1986年生まれ、静岡県出身。2015年、「変わらざる喜び」で第31回太宰治賞を受賞。同作を改題した『名前も呼べない』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ウッディ

225
県税事務所に勤める4人の女性、公務員試験をトップ成績で合格した野心家の中沢環、心を病んで部署を異動した染河裕未、今はパート職員として働き、環や裕未と同世代の娘を持つ田邊陽子、結婚もせず職歴を重ね、お局のような立場の堀主任。自分に自信がなく、注意されるとオドオドしてしまう須藤に対する苛立ち、同情、諦めなど4人の色々な感情がぶつかります。閉鎖的な人間関係の中で、要領の悪い人に暴力的な言葉を投げつけてしまう人間の闇があることはわかっていても、目を背けたくなる。初読み作家でしたが、ドヨーンとした読後感でした。2020/01/28

ゆのん

177
出版社から頂いたプルーフにて読了。県税事務所の納税課で働く年齢も立場も異なる5人の女性達。あるある、いるいると楽しく読める部分と思い当たる嫌な状況やフレーズがあったりして落ち着かない気分にも…。女性ならではの働く大変さがストレートに描かれている。女ってつくづく大変で厄介な生き物だなぁと溜息混じりに読了。2019/09/19

おしゃべりメガネ

171
太宰治賞受賞作家さんのなんともシリアスな作品です。働く女性の社会におけるパワハラの話です。とにかく読んでいてツラかったです。とあるアルバイトを巡り、関わる女性社員たちから語られるそれぞれの話がなかなかへヴィでした。単純にキレイごとだけでは決してすまされない働く女性における'ルール'をかなり責め込んで書いています。年代や立場がそれぞれに違えど、皆自分なりのエゴを持ち合わせており、誰が正解というのでもないのかなと。女性ならではのドロドロした人間関係をこれ以上ないくらい、おそらくリアルに書いているんだろうなと。2020/03/22

R

152
税金滞納する人から回収を行う役所の物語なんだが、描かれるのはそういう職場にいる女性たちの人間関係でした。読んでいて、とてつもなく疲れた、重くてしんどい、やるせないと嘆息見舞ってしまう感じで、様々な立場の女性たちが、ひとつの事件についてどう関わったか、オムニバスで一人称語りをさせるようなものだった。誰に感情移入をというのではなく、誰もが背景に何かを抱えていて、それが現在と過去とごたまぜになって、ただしんどい、そういう連綿としたものをじっと見つめているような、煉獄を描いていたように思う。2020/02/12

mint☆

147
職場の苦しい人間関係の話と言うのは簡単だけど、立場が違えば考え方も違うし、誰が悪いとかそういう話でもない気がする。自分は繊細ではないので繊細な方の心情に共感するのは難しかった。さらに理解に苦しむ部分もあり確認したい気もするけれど、もう一度読み返すような元気もなくなってしまうくらい何かを吸い取られてしまった気分。2022/03/20

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