出版社内容情報
日舞に魅了された男子学生の恋と友情!
一目惚れした清香に誘われて舞い上がり、興味のなかった日本舞踊の発表会を見た大学生の駿介。だが駿介は、清香とともに舞台に立つ吉樹から目が離せなくなってしまう。華やかな舞台で堂々と踊る吉樹に比べて、まるで冴えない自分……。清香に「踊りの上手い人が好き」と言われた駿介は、二人がいる日舞教室に通うことを決意する。
下心たっぷりの稽古通いが始まるが、容赦なく欠点を指摘する吉樹とはソリが合わず、喧嘩ばかり。しかも清香は吉樹ばかり気にしている。憎いライバルだが、吉樹の踊りの上手さは認めざるを得ず、駿介にはモヤモヤが募った。
そんななか、発表会で駿介は「橋弁慶」を踊ることに。参考にと見せられたビデオの中で、のびのびと弁慶を踊る少女に感動する駿介。昔、教室にいた女の子らしいが――。
芸事には縁のなかった男子が飛び込んだ、厳しくも魅力的な日舞の世界。
駿介は吉樹と上手く踊ることができるのか。日舞の名取でもある著者がリアルに描く、恋と友情の日舞男子小説!
【編集担当からのおすすめ情報】
著者の安倍さんご自身が、藤間流・名取の日舞男子です。踊りの紹介では、どこがこの演目の胆かがわかりやすく説明され、踊り方の欠点なども具体的に示されています。日本舞踊の魅力がよく分かる、日舞小説です。
内容説明
一目惚れした女の子に誘われ、日舞教室に通うことになった非モテ大学生の駿介。師匠の息子である吉樹とソリが合わず衝突するが、彼の踊りからは目が離せなくて―。冴えない男が飛び込んだ厳しくも魅力的な芸事の世界。日本舞踊の名取でもある著者が、熱くリアルに描いた長編小説!
著者等紹介
安倍雄太郎[アベユウタロウ]
1991年東京都生まれ。第十八回小学館文庫小説賞の受賞作を改題した『君のいない町が白く染まる』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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