人形の国のアリス

萬里 アンナ【著】/庄野 ナホコ【画】

小学館（2015/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 190p／高さ 19cm
• 商品コード 9784093864077
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

日本ルイス・キャロル協会会長、大絶賛！

いつものようにフランス人形のポレットと、ドールハウスで遊ぶアリス。8才だから「そろそろ大人にならなきゃ！」と決意をし、ポレットに別れをつげたその夜、ドールハウスの中の、あるはずのないらせん階段を下りていくポレットを目撃する。「ポレットが逃げちゃう！」と驚くアリスが手を伸ばした瞬間、身体が小さくなり、らせん階段に吸い込まれてしまう！ ――そうしてアリスが辿り着いた先は【人形の国】だった。
積み木の船頭【ブリックス・ブロックス】が漕ぐリンゴの舟に乗り、ポレットと【A～Z】のアルファベットを追いかける、アリス新たな冒険が始まる！
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人形の国にいざなう ころがりはじけることばたち
『不思議の国のアリス』から150年
星がきらめく夜の奥 あなたを夢中にさせるのは デジャビュのような別世界

日本ルイス・キャロル協会会長 安井泉 大絶賛！
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内容説明

人形の国にいざなう、ころがりはじけることばたち。星がきらめく夜の奥、あなたを夢中にさせるのはデジャビュのような別世界。新たなアリスの新たな不思議な冒険。

著者等紹介

萬里アンナ［マリアンナ］
小説家。１２月２１日生まれ、東京都渋谷区出身。上智大学外国語学部卒業。児童書を中心に活躍中。万里アンナ名義の著書もある

庄野ナホコ［ショウノナオコ］
イラストレーター。中央大学文学部卒業。雑誌「ブルータス」の表紙や小説などの数々のイラストを手がける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しの]

表紙借り。不思議の国のアリスのオマージュみたいな。８歳の誕生日を翌日に控えたアリスはフランス人形のポレットと最後のお茶会をする。明日からは人形遊びをやめてお勉強をしなければいけないのだ。ポレットに別れを告げてベッドに潜り込んだ夜、アリスはAから始まるアルファベットの旅に出かける。小さい頃にこういう童話を読んだ記憶があまりないから、新鮮な気持ちで楽しめた。ハチャメチャ具合が良い感じ。見方変えたらただのホラーじゃんっていう場面も多々。人形の気持ち。おもちゃの気持ち。もっとものを大切に扱おうって思った。

2015/04/29

[シェルター]

「不思議な国のアリス」の様な流れです。アルファベットのAからZの言葉を探しながらの旅。ちょっと違うイメージで借りたので、拍子抜けしてしまいましたが、たまに読むには良いかなと思いました（笑）

2016/02/11

[辛口カレーうどん]

『不思議の国のアリス』のように、不条理な登場人物に翻弄されたり、詩を朗読したり。 アルファベットAからZまで辿る不思議な冒険。 不思議の国の方は、日本語では理解しにくい言葉遊びが多く、ああ英語が出来れば…と残念に思ったものですが、これは日本語で書かれているから、わかりやすい言葉遊びばかり。8才になるアリスがとても大人で、ちょっとだけ違和感があったけれど、大好きな不思議な世界を堪能できてよかった。

2015/03/18

[まお]

アリスシリーズにふさわしい完成されたシリーズだと思う。とても良かった。大事な人形ポレットを探しながら、AからZを辿り、それぞれの場面で考え反省し我慢を覚えなどなど。好奇心おうせいながらも成長していくアリスの姿に自分も日々の生活、モノに対する扱いや感謝を忘れていたなと思い返させてくれた作品でした。

2015/03/28

[*Nimi*]

とある夜、７歳のアリスが大切にしているフランス人形のポレットが、ドールハウスの在るはずの無い螺旋階段を下りて行くのを目撃。手を伸ばした瞬間身体が小さくなり、螺旋階段に吸い込まれてしまう。ポレットを追い駆けて行った先は人形の国だった――。　【不思議の国のアリス】の世界観はそのままで、不思議で気違いな人物が現れる中、多くの言葉遊びが散りばめられていて面白かったです☆　アリスの『A』から始まり、最後『Z』は…納得の終わり方でした。

2015/03/08