出版社内容情報
サスペンス満載の近未来経済小説!
202X年、日本初の公営カジノERA誕生。しかし、カジノ中毒者の自殺をきっかけに、オープンして3か月後には赤字に転落していた。そこにアメリカの銀行マン遠藤龍介が呼び出され、経営立て直しと出資先でカジノのオペレーションを委託しているアメリカ企業セブンヒルズカジノとの交渉窓口を任される。セブンヒルズは、4か月で黒字化できなければ株主としてアクションを起こすと言ってきた。
県営カジノに携わる、内山副知事の子息内山達哉は龍介とは大学の同窓だったが、かつて内山の妻亜津子をめぐって争った仲だった。亜津子も、カジノ再生のために働く銀行からの数少ない出向者の一人だった。
地元の人にカジノの敷居を低くするための方策を考えるとともに、一回の滞在で数千万円を賭ける世界中のハイローラー(ヘビープレーヤー)をどう開拓するのか。
遠藤に届く脅迫状や遠藤を尾行する謎の「目」を気にしながら、さまざまな試みが功を奏し、徐々に黒字化に近づいてきたERAだったが、一方で大がかりな犯罪が進行していた……。
スケールの大きな展開、ラストでのどんでん返し。ラスベガス在住の著者によるサスペンス感あふれる近未来経済小説!
【編集担当からのおすすめ情報】
ラスベガスに18年在住している著者だからこそ描ける、リアルなカジノの実態や問題点。恋愛小説やギャンブル小説の読み方もできる、良質なエンターテインメント作品になっています。日経小説大賞受賞作家が書き下ろした渾身のヒューマンドラマです。
内容説明
オープンして3か月後に赤字に転落した日本初の公営カジノERA。経営の立て直しと、出資元でありカジノのオペレーションを委託しているアメリカ企業セブンヒルズカジノとの交渉窓口として、ロサンゼルス勤務の銀行マン遠藤龍介がアメリカから呼び戻される。外資は4か月で黒字化できなければ株主としてアクションを起こすと言ってきた。地元住民にカジノの敷居を低くするための方策を考えるとともに、1回の滞在で数千万円を賭けるハイローラーをどう開拓するのか。カネの足りなくなったカジノに本当の融資ができるのか。合併銀行の不和に挟まれ、脅迫状や尾行の「目」に追われながらも、血のにじむ努力でカジノは黒字化に近づいてきた。しかし、一方では史上空前のカジノ犯罪が進行していた…。
著者等紹介
長野慶太[ナガノケイタ]
1965年、東京都出身。慶應義塾大学卒、米国経営学博士(ウォーデン大学院)。三井銀行勤務を経て、ラスベガスで対米進出コンサルティングを起業。2011年、「女子行員・滝野」で三田文学新人賞、12年に第4回日経小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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