魔性のダンサー ローラ・モンテス

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093863810
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

19世紀ヨーロッパ「伝説の悪女」の物語

1821年、イギリスの平凡な家庭に育ったローラ・モンテスは、17歳のとき、母親が金目当てであてがった老紳士との結婚が嫌で逃げ出してしまう。その後ローラは、その類い希なる美貌と、スペインで学んだ妖艶な「スパイダー・ダンス」で、次々と著名で資産家の男を魅了し、その男たちを利用し、踏み台にしてのしあがっていく。
作曲家フランツ・リストの計らいで、パリ・オペラ座デビュー。作家のデュマは、『三銃士』をミュージカルにしてローラに演じさせる。そして、ついには、ドイツ・バイエルン国王ルートヴィヒ1世の愛人になり、政治にまで口を出すようになる、。しかし、バイエルン市民、学生の怒りは頂点に達し、ローラは失脚する……。
ミリオンセラー「本当は恐ろしいグリム童話」をはじめ、歴史の裏面に隠された知られざるエピソードを様々な形で紹介してきた桐生操が、ローラの波瀾万丈人生をドラマティックに描いた書き下ろし小説!


【編集担当からのおすすめ情報】
ローラ・モンテスは、ヨーロッパでは「伝説の悪女」として有名ですが、日本ではこれまでほとんど紹介されてきませんでした。
歴史上の悪女を描いたら右に出るものはいない桐生操氏が、ローラの波瀾万丈人生を描く、渾身の書き下ろし小説です。
黒木メイサ主演の舞台「VAMP 魔性のダンサー ローラ・モンテス」の原作。

内容説明

19世紀ヨーロッパに実在した「伝説の悪女」の物語。

著者等紹介

桐生操[キリュウミサオ]
パリ大学、リヨン大学にてフランス文学と歴史を専攻。帰国後、執筆活動を開始。歴史の裏側に隠された知られざるエピソードや、人物評伝をさまざまな形で紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らむり

46
その美貌とダンスで男を虜にし、利用し、のし上がっていく実在の女性のお話。一国を揺るがすほどの騒動だけど、これも実話なのかな。2014/08/09

キムチ

28
おんなの性の裏面を続けて読んだせいか、うっそり。でも面白く、大人の絵本(絵はないけど)あっという間に読めた。魔性・傾城・ファムファタール等古今東西ネタは豊富。この彼女、知らなかった。でもルートヴィッヒは有名。いいお話が少ない一族、でもこれ又ネタは豊富。読みながら19世紀末、治世も末期となるとかように乱れたのだと痛々しさを感じる。リストやコジマ、ジョルジュサンドまで絡み、もはや映画のネタ。巻末の資料一覧を見ても、題材に取った書物が圧倒的。近世の退廃、爛熟のお話。2014/09/18

アカツキ

10
バイエルン国王ルートヴィヒ1世の寵愛を受けた傾国の踊り子ローラ・モンテスを書いた物語。中野京子さんの本でローラ・モンテスを知ったが、どれだけ贅沢をさせてもらっても自分をどこまでも高く評価して満足しない悪夢のような女だと再確認。国民が怒りに怒るのもわかる。しかし、こんな滅茶苦茶をしてルートヴィヒ1世もローラ・モンテスもよく殺されずに済んだなとそちらに驚く。ストーリーに深みがなくあっさりした内容。2022/09/24

ネオ

10
さらっと読めました。やはり、類稀な美貌は王様をも虜にしてしまうのか。美しい事はそれだけで存在価値があるのか。富と権力と地位を手に入れるために王様を操るが、やりたい放題すぎる。物語としてはもっと掘り下げても良いのでは。2015/11/18

本夜見

10
美貌と情熱的なダンスを武器にのしあがってゆく女。ありとあらゆる男を手玉に取り、それを糧に成り上がってゆく悪女は一国の王を骨抜きにし、ついには伯爵位まで掌中にする。しかし なりふりかまわぬ権力への執着、奔放な恋愛の醜聞が国民の怒りをかい やがて国を揺るがす事態に。実在の人物なだけに…欲望に忠実すぎる女って怖い…((((;゜Д゜)))2014/09/11

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