出版社内容情報
熱い思いに満ちた、幕末青春ビジネス小説!
長年仕えた店主に気に入られ、勘七は養子になって、日本橋の紙問屋永岡屋の主となった。その頃、小諸藩から藩札を納めるという依頼が舞い込んでくる。大仕事に沸き立つ永岡屋だったが、背後には藩の跡継ぎを巡っての内紛があった。ある日、店は襲われ藩札が奪われてしまい、父親の善五郎はその時のけががもとで、亡くなってしまう。小諸藩からはわずかばかりの金が払われただけで、2000両もの借金を背負ってしまった。官軍との戦争が始まると噂される江戸は、景気と治安が悪くなる一方だった。勘七は親友や、勝麟太郎、浜口儀兵衛といった時の大物から助言を受けながら、逞しく成長していく。熱い思いあふれる幕末青春ビジネス小説!
【編集担当からのおすすめ情報】
取材の仕事などを通じ、さまざまな企業人をみてきた著者。小学館文庫小説賞を受賞した『恋の手本となりにけり』に続く、この第2作では、「激動の時代を生き抜いていく商人の気持ちを描きたかった」といいます。また、主人公勘七と友人の紀ノ介や新三郎たちとの友情、勘七の恋の行方なども読み所になっていて、時代小説ファンはもとより、日本経済の停滞にあえぐ若いビジネスマンにも、是非読んでいただきたい作品になっています。
内容説明
幕末から明治へ―。風雲急を告げる江戸の町で、逞しく成長していく若き商人を描く。友情あり、恋あり、涙あり。熱い思いに満ちた幕末青春ビジネス小説。
著者等紹介
永井紗耶子[ナガイサヤコ]
1977年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。新聞記者を経て、フリーランスのライターとして、雑誌、新聞の記事を執筆。ビジネス誌において、老舗企業からベンチャー企業まで数多くの経営者へのインタビューを行う。2010年、第十一回小学館文庫小説賞を受賞し、『恋の手本となりにけり』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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真理そら
信兵衛
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