• ポイントキャンペーン

旅立ち寿ぎ申し候

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093863278
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

熱い思いに満ちた、幕末青春ビジネス小説!

長年仕えた店主に気に入られ、勘七は養子になって、日本橋の紙問屋永岡屋の主となった。その頃、小諸藩から藩札を納めるという依頼が舞い込んでくる。大仕事に沸き立つ永岡屋だったが、背後には藩の跡継ぎを巡っての内紛があった。ある日、店は襲われ藩札が奪われてしまい、父親の善五郎はその時のけががもとで、亡くなってしまう。小諸藩からはわずかばかりの金が払われただけで、2000両もの借金を背負ってしまった。官軍との戦争が始まると噂される江戸は、景気と治安が悪くなる一方だった。勘七は親友や、勝麟太郎、浜口儀兵衛といった時の大物から助言を受けながら、逞しく成長していく。熱い思いあふれる幕末青春ビジネス小説!

【編集担当からのおすすめ情報】
取材の仕事などを通じ、さまざまな企業人をみてきた著者。小学館文庫小説賞を受賞した『恋の手本となりにけり』に続く、この第2作では、「激動の時代を生き抜いていく商人の気持ちを描きたかった」といいます。また、主人公勘七と友人の紀ノ介や新三郎たちとの友情、勘七の恋の行方なども読み所になっていて、時代小説ファンはもとより、日本経済の停滞にあえぐ若いビジネスマンにも、是非読んでいただきたい作品になっています。

内容説明

幕末から明治へ―。風雲急を告げる江戸の町で、逞しく成長していく若き商人を描く。友情あり、恋あり、涙あり。熱い思いに満ちた幕末青春ビジネス小説。

著者等紹介

永井紗耶子[ナガイサヤコ]
1977年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。新聞記者を経て、フリーランスのライターとして、雑誌、新聞の記事を執筆。ビジネス誌において、老舗企業からベンチャー企業まで数多くの経営者へのインタビューを行う。2010年、第十一回小学館文庫小説賞を受賞し、『恋の手本となりにけり』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

42
再読。2023/09/14

信兵衛

33
本ストーリィは決して勘七だけの物語ではなく、直次郎、紀之介、新三郎という4人の幼馴染による、時代物青春群像劇とも言うべきでしょう。2020/05/13

あすか

26
幕末は商人たちにとっても生きるか死ぬかの戦だった。屈辱を味わいながらも生き残りを模索する日々は辛かっただろう。そんななか、そばにいてくれる人々の優しさが身に染みる。江戸明治と、この友情はどこまでも続いていくんだろうな。2023/08/20

kei@名古屋

18
文庫本にて読了。こんなにも感想が上がってる。素晴らしい2016/07/10

松風

17
前半は平凡な「若者達の成長物語」かな、と思ってタラタラ読んでいたが、赤けっと誕生のあたりは感動した。「つまらないことは笑い、つらいことは笑いとばすのが粋ってもんだ。」2014/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4646921
  • ご注意事項