内容説明
ココは不良仲間から抜け出すために固く拳を握りしめた。ナツは愛する人の赤ちゃんを身ごもりながら悩んでいた。マリネはいじめの記憶を消し去るために故郷へ向かった。そして、周囲の人たちにも予想外の出来事が待っていた。12年後の未来から振り返った、7人の「あなた」の物語。
著者等紹介
飯塚健[イイズカケン]
1979年、群馬県生まれ。22歳のときに自ら資金を集めて映画『サマーヌード』を初監督。2003年に公開されるや単館レイトショーながらもヒットを記録。その後、短編映画や舞台演出も手がける。06年、長編第2作『放郷物語』を監督、同名小説も発表する。現在、「書ける」映画監督として注目を集めるかたわら、演劇ユニット「時速246」を結成、旗揚げ公演の『ファニーバニー』では脚本と演出を担当、好評を博した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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散文の詞
75
女子高生三人とその回りの人たちを描いた青春小説だと思います。いや。恋愛小説ですかね。 少し言い回しが独特なので、読みづらいのですが、すぐに慣れると思います。 登場人物の心の動きが作家目線で書かれていて、それが、心をほぐしてくれるような暖かな気持ちになれます。 それと、タイトルが秀逸。 色彩豊かなイメージの「彩」は、転じて、色々な色を加えていく。そんな恋。 それを「さいれん」って読ますなんて。登場人物に「変な略し方するな」って突っ込まれそうですけどね。 2020/02/12
のんき
7
中村祐介さん好きなんで完全にジャケ読み。これって小説?意地で読んだけど二週間かかっちゃいました。。。2010/09/22
そのぼん
6
表紙が可愛くて図書館で借りてきました。いわゆり青春もので、読みやすかったです。2011/07/17
七色一味
5
読破。個人的にはいつ以来か思い出せない程久し振りの二人称小説。読み出しは、戸惑った。2011/06/26
*nana*
3
図書館にてジャケ借り(笑)スラスラ読めた。ココナツのやりとりが好き。ビシバシの直向きさも。弟くん純粋で可愛いし。続編あればいいのになぁ。2010/06/07