内容説明
ある日曜日、ほんの思いつきで初恋の思い出の場所を訪れた26歳のOL京子は、そこで初めて恋をした少年と再会する。彼は、なんと当時―10歳の時の姿のままだった。子供らしい純粋さとわがままさをあわせ持つ彼に惹かれ、京子は毎週日曜日になると、彼に会いに行く。そして、少年とのデートを重ねるにつれ、京子の中の時間は逆行して、10歳の少女の心に戻り始める―。注目の作家が描く、ファンタジック・ストーリー。
著者等紹介
清水マリコ[シミズマリコ]
2002年、『嘘つきは妹にしておく』(メディアファクトリー)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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林 一歩
16
半時間で読了。さっと読めたが、何も残らない、そんな作品。割とエグかったです。2015/04/18
なつ
16
だめだ。私の口には全く合わなかった。物語の中へ入り込んでいく感覚は分かるけど、えっ?!ってなった。ホラーにしか思えなかった。2015/02/21
akinbo511
4
清水さんの悪魔姫シリーズが好きなので読んでみた。「嘘」シリーズや悪魔姫みたいな不思議さは少ししか無くて、中途半端な作品だった。 2013/01/14
travis
2
自分の好きな清水マリコっぽくてよかった。本の中の独特の世界観に浸れる楽しめる感じ。読書してる時しか味わえないあの特有の感じ。清水マリコの本は個人的にはそういうふうに楽しめる。前に読んだ嘘シリーズもまた読み返したくなった。というか読み返そう。2013/07/06
種蔵珪也
2
これ読んで妄想乙wwwとか思ってしまってなんかいらん歳をくった気分だった。著者のラノベの作品は好きなんだけどなぁ、あまり必要がないリアルを持ってきた気がする。子供時代の思い出の場所を訪れるとそこには当時の姿と変わらない一目ぼれをしたアイス君がいた。ギャンブルという夢と現実のはざまとアイス君という実在か非実在か分からない存在に類似点持たせたかったのかもしれないけど、あまり上手くいってない気がする。著者の意図している文章だろうけど、三半規管狂いそうだった。妄想だけで彼氏と別れ、仕事を辞める行動力はすごい。2013/06/13