セプテンバー・イレブンス9・11―あの日からアメリカ人の心はどう変わったか

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093860925
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

9・11以降の人々の心模様を、米国在住作家・冷泉彰彦氏が冷静かつ繊細に描く。「わたしはこのレポートで個々のアメリカ人がどのようにして生きようとしているかを知ることができた」村上龍氏絶賛のノンフィクション。

「わたしはこのレポートで個々のアメリカ人が911以後をどのようにして生きようとしているかを知ることができた」村上龍氏がこう絶賛する本書は、ネット・メディア『JMM?ジャパン・メール・メディア』(発行部数10万部)上で、毎週、発信されてきた『from911/USAレポート』が元となっています。 米国在住作家・冷泉彰彦氏が、刻々、変わってゆく人々の心の内をリアルタイムで描写し、かつ著者自らが鋭く分析した現代アメリカの深層を大幅に加筆、メディアの報道だけでは知り得ない真のアメリカの姿を、この本は浮き彫りにしています。アメリカ人はあのNYテロの衝撃からほんとうに立ち直ったのか。その答えは本書の中にあります。

内容説明

日本人小説家が「NYテロ後のアメリカ」を活写したノンフィクション。

目次

一夜明けて
ユニオン・スクエアのキャンドル
忍耐のアメリカ
星と縞の消えた星条旗
街にエンヤが流れ始めた
空爆開始
初霜に震えながら
傷ついた草の根
見えないことへの苛立ち
試される社会〔ほか〕

著者等紹介

冷泉彰彦[レイゼイアキヒコ]
1959年東京生まれ、東京大学文学部卒。ベネッセ・コーポレーション、ベルリッツ社プリンストン世界本社勤務などを経て独立。著述業並びに日本語教育に従事。現在、コロンビア大学大学院日本語教授法コース修士課程在学中。著書に小説『トロイの木馬』、また本名で執筆した『プリンストンの江藤淳』が新潮新人賞候補となる
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

25
実に恥ずかしいことに、刊行された直後にこの本を読んだはずだが著者の主張をありきたりな「反グローバリゼーション」と誤読していたのだった。今虚心に読むと、著者はある意味でもっとラディカルに(?)愛国主義とも反米・反グローバリズムとも違う第三の道を模索しているように映る。それは言語化するのが難しい、多分既存の(ありあわせの?)言葉では捉えがたいものだろう。逆に言えばそうして体系だった思想に結論ありきの姿勢で収斂させていくのではなく、まず五感を総動員させて捉えたアメリカという外部に自ら実験的に投じる勇敢さを感じる2022/09/11

M1号

0
911とその後のアメリカの状況を、アメリカ人視点でもメディア視点でもなく、アメリカ在住の日本人個人としての視点で綴る。テロ直後のアメリカで、一般人がどう暮らしていたのか。何がどう生活に影響したのか。何を覚え、何を忘れていくのか。この視点での情報はあまりなかったから、興味深かった。『ロックフェラー・センター(略)その国旗が、全てアメリカの国旗になっているのです。(略)私は見てはいけないものを見た思いでした。』2014/01/12

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