出版社内容情報
とあるおでん屋台のお鍋のなかにある異次元空間・おでん村を主要舞台におでんくん・だいこん先生・たまごちゃん・いとこんくん・スージー・ジャガーなどの“いい味”出まくりキャラが巻き起こす次世代絵本!
おでんくんたちは、今日もどこか牧歌的な雰囲気が漂うおでん村で、鍋の向こうのお客さんに食べられるのを待っています。その間、おでんくんは、まわりの困っている住人たちのために、頭のハチマキをシュルリとほどいて、なんでも夢がかなう「夢おかか味のおにぎり」などをポトリと出し、のぞみをかなえてあげたりしています。また、お店のお客さんのお母さんがガンにかかっていることを知らされると、鍋の外の世界に飛び出し、お母さんに食べられて胃の中に入り、ガン細胞のガンノスケと対決したりもします。そんなおでんくんの夢は、自分のお母さんに会うこと。その日を楽しみに、おでんくんの1日1善の日々は続きます。
内容説明
「このおにぎしをたびると夢がかなうんだよ」「ほんとうかい?」もぐもぐもぐ。「かわった味だねぇ」「夢おかか味だよ」これは、とあるおでん屋さんのお鍋のなかの…誰も知らないお話です。リリー・フランキー初のオリジナル絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
74
涙が出そうになるページが6ページもある。「いのちあるものはすべていつか、わかれのときがくる」「行きなさい、おでんくん。こまっている人をたすけなさい。かなしい人をはげますために。行きなさい。」人が誰かのために生きたいと願うのは本能だろうか。いや、きっと違う。高貴な、柔らかいのに硬質な優しさに溢れている。リリー・フランキーが大好きだ。2016/07/04
はしけん
21
再読。ホロリとさせるアニメは終わってしまったけれど、絵本ももちろん、いいねえ。しみじみ。ニセおでんくん(この絵本には出てこないけど)と、がんぐろたまごちゃん、だいこん先生が好き。お母さんは、いるんでしょうか?2012/06/20
さち@毎日に感謝♪
13
リリーさんの「東京タワー」を知っているせいか内容がより深く分かってじーんとしてしまいました。その事を元に書いているんでしょうか?2015/06/11
定年(還暦)の雨巫女。
13
《書店》おでんくんは、深い。いろいろ考えさせられる話だなあ。2012/03/28
ヒラP@ehon.gohon
11
おでん村のおでんの具が、今にも死にそうなお母さんのお腹の中で大活躍します。 出てくる食べ物のネーミングに首をかしげる部分もありますが、痛快活劇になっていました。 なんともユニークなリリー・フランキーさんの異色絵本でした。2024/05/16




