出版社内容情報
女30。男にも世間にも相手にされない女たちの、いびつで切ない恋。彼女たちが犯してしまう哀しい罪。いったいなにが狂いはじめたというのだろう…。哀しくも切ない官能ミステリー二編を収録。
「セックスして、お願い。お願いです。」 男にも、世間にも相手にされない二人の女のいびつで切ない恋??欲望を抑えきれずに彼女たちが犯してしまう哀しい罪を、いったい誰が責められようか? 『女性セブン』に連載(!)され、ふだん小説を読まない読者から大好評を博した、哀しくも切ない官能ミステリー二編を収録。表題作の「煩悩配達人」は、欲求不満のはけ口に宅配のAVビデオを注文する一人暮しのOL、そしてもう一本の「幻獣」は、可愛がっていた後輩に仕事も男も奪われて復讐に燃えるドーナツ・フランチャイズの店員という、どちらも従来の恋愛小説ではほとんど主人公にならなかったキャラクターが特徴です。いずれも連載時には『女性セブン』読者ランキングの上位に入ったり、また著者の末永氏のホームページに、主人公と自分を重ね合わせ泣いてしまったとか、同じ女として切なかったという感想のメールが入るなど、反響の大きかった作品です。乞う御期待!
内容説明
「セックスして、お願い」。お願いです。男にも、世間にも相手にされない二人の女のいびつで切ない恋。欲望を抑えきれずに彼女たちが犯してしまう哀しい罪を、いったい誰が責められようか。あふれ出す女の本性を、男は抱えきれない―哀切の官能ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nyanco
1
女性による、女性のための官能小説として「女性セブン」に連載されていたらしい。タイトルに引かれて借りたけれど、やっぱり女性週刊誌レベルかな。2008/07/19
えむ
0
世の中にこんな世界はあるのでしょうか。後味よくないです。タイトルは面白そうだったのに…!2013/10/11
takuchan
0
コミカルなものかなと思っていたのだが、なかなかにめくるめってた。うーむ。2013/07/01
こうやまゆたか
0
始終が下世話なゴシップ、という感じ。あとがきで女性週刊誌の連載小説だと判明したのは、なかなか秀逸なオチだった。「有名なハリウッド女優の名言に、こういうのがあった。〜」のくだりが主人公の思い上がった佇まいをよく演出しているとは思った。マリリン・モンローを特定しない厭ったらしさ。2013/02/03
だ〜まえ
0
タイトルだけで選んで図書館で借りたが、つまらな過ぎて途中でやめた。2012/09/11