無境界の人

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093813211
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

オーストラリアの荒野を舞台に、乾坤一擲の大勝負がはじまる。縦軸にギャンブル、横軸に否「日本人論」。活字ギャンブルの世界に久々の大型新人登場。

目次

第1章 勇者不帰
第2章 免許皆伝
第3章 非日本人
第4章 盛者必衰
第5章 希望回復
第6章 必勝博奕
第7章 明鏡止水
第8章 乾坤一擲

出版社内容情報

時はバブルの末期。舞台はオーストラリアのカシノ。義理と人情、掟と借金に縛られて苦境に立ったヤクザのために、男は全財産を賭けて一世一代の大勝負に挑む。縦軸にギャンブル、横軸に否「日本人論」を配した「不純文学」。

 時はバブルの末期。オーストラリアのカシノで出会った若い日本人から「日本人ですか?」と聞かれるところから話は始まる。彼は、オーストラリアでリゾートマンションの販売を担当するヤクザで義理と人情、掟に縛られて苦境に立つ。主人公・ヒロシ、イタリア人の恋人、中国人のギャンブラーとの交流のなかで、日本とはどういう国で、日本人らしさとはどういうことなのかを自らに問いかけながら、乾坤一擲の勝負で苦境を脱出し、新しい生き方に旅立つ。 ギャンブルを縦軸に、現在の日本人論に対する、海外在住体験から生まれた痛烈な批判を横軸に組み立てられた痛快無比の筋書きで、新しい時代の日本人に「外国人との関係の持ち方」を問いかける。 著者は25年間、世界中のカシノで、常打ち賭人として「賭けをする動物」である人間を見てきた。極限の状況で人間のとる行動は、想像を絶するものがあり、それは国籍人種を超えたもので、見事にその個人の生きてきた過程によるものだという。カシノを舞台に、そこに集まる人々を描いた第一作『博奕の人間学』は、評論家・北上次郎氏から「久々の大型新人」と絶賛された。