自民党の統一教会汚染追跡3000日

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自民党の統一教会汚染追跡3000日

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  • サイズ 46判/ページ数 322p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093801232
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

安倍元首相と教団、本当の関係。

メディアが統一教会と政治家の関係をタブーとするなか、教団と政治家の圧力に屈せずただひとり、問題を追及しつづけてきたジャーナリストがすべてを記録した衝撃レポート、緊急刊行!

〈事件の10か月前、この宗教団体のフロント機関が主催するオンライン集会に予め撮影したビデオメッセージでリモート登壇した安倍は基調演説の中で、教団の最高権力者への賛辞を述べていた。全世界へ配信された安倍の基調演説を見た山上は犯行を決意。この”動機”は山上の思い込みなのか、それとも一定以上の確度をもって裏付けられるものなのか。その検証は第2次安倍政権発足後、9年間、3000日以上にわたって自民党とこの宗教団体の関係性を追ってきた私だけがなし得るものだった。日本の憲政史上最も長い期間、内閣総理大臣を務めた安倍が殺害されるに至った道程を記す。〉(プロローグより)



【編集担当からのおすすめ情報】
事件以降、次々と明るみになる自民党と旧統一教会の関係を、その何年も前から追い続けていたのが鈴木エイト氏です。鈴木氏は、刊行の当てもないままこの本の元となった原稿を以前から書きためていました。テレビ出演など大忙しのなかその原稿に大幅加筆し、この緊急刊行にこぎ着けることができました。圧力に屈せず真実をひたすらに追い続けたジャーナリストの、覚悟と執念の集大成です。

内容説明

圧力に屈せず追求し続けたジャーナリズムがたどり着いた真実とは?安倍元総理と教団、本当の関係。

目次

プロローグ 安倍元首相が殺害されるまで
第一部 安倍政権との癒着(2013-2020)(発覚した首相官邸と統一教会の”取引”;利用される2世信者たち;教団イベントに国会議員が大挙参加;疑惑の国会議員を直撃;全国弁連の申し入れにも聞く耳持たぬ自民党;50周年大会の勝共連合、教団関連組織の工作;顕在化する総裁・韓鶴子の反日思想;2019参院選で暗躍する教団;第4次安倍再改造内閣は”統一教会系内閣”;自民党最大派閥会長が教団サミットで講演;教団と政治家とのマッチング集会;「桜を見る会」に統一教会関係者;2世信者が韓国で謝罪ツアー;国会議員同伴の北朝鮮訪問が頓挫)
第二部 菅・岸田政権への継承(2020-2022)(菅政権へ引き継がれる”負のレガシー”;統一教会と米歴代大統領との蜜月;ついに安倍晋三がリモート登壇;岸田政権でも”継承”された教団との関係;2022年参院選、安倍晋三暗殺)
エピローグ 我々は何に目を向けるべきなのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

104
政治と宗教の関係を追った作品である。安倍元首相殺害をきっかけに噴出した統一協会と 自民党との関係…2013年からの共存共栄が 丹念に描かれる。 自民党は 統一協会のために何をしてきたのか?そして 何を享受してきたのか? 見えざる協力関係が 暴かれていく。 著者の執念に脱帽、そんなノンフィクションだった。2023/10/12

読特

94
時の防衛副大臣への取材。統一教会との関係を問う。警察が来る。交番への同行。開放。この国はなんとか法治国家を保つ。だが、取材対象はもういない。「知る権利」は守られない...巻末に掲載される関係ありの議員リスト。弁護士の申し入れに聞き耳もたぬ方々。野党もいる。少しは期待していたあの人も。半日思想を持つその教団が目指すは”国家復帰”。総理大臣を指導者に侍らせる。報道を自粛するメディア。知らせない構造は怖い。多くの反対の下、行われた”国葬”。今なおも着々と進む支配。亡き者は帰らず。この国が帰らぬ存在になる前に…。2022/12/07

おたま

94
現在広く知られるようになってきた旧統一教会問題。著者、鈴木エイトも最近はマスコミにも出番が増え、知っている方も多いと思う。すでに2002年から統一教会の偽装勧誘を阻止する活動を個人で行っていた。2012年頃からは、ハーバー・ビジネス・オンラインというウェッブサイトの記事を中心にして様々な媒体で、統一教会と政治との相互依存関係について、調査、突撃取材、インタビュー、電話取材等を通してその実態を明らかにしてきている。ここに描かれているのは、そうして見いだされた(確かな裏付けもある)統一教会と政治との実像だ。2022/10/06

こも 旧柏バカ一代

75
反日カルトと繋がっていながら嫌韓を売りにしていた清和会。日本の国教を文鮮明さんを教主にした教えにしようと言ってる教団を岸信介さんの時からの付き合いである事を良い事に。無償でしかも、積極的な人手を出すからと選挙を手伝わせ。票もお願いしていた処に投票してもくれる。それを自身の権力強化に使い倒した。特に地盤、看板の弱い議員は積極的にこの教団を使い再選を目指す。SEALDsが出ていたら教団の2世達を使って反対勢力ユナイトを作る。そんな教団の名前は合同結婚式と悪徳霊感商法でイメージが悪いので下村博文さんが変更に協力2022/10/02

72
22年10月。集票力は他の宗教団体に劣るとしても、公設秘書のみならず、金のかかる私設秘書やスタッフ、あるいは選挙運動員、聴衆(二世信者が動員される)などへの派遣が重宝されていたようだ■安倍元首相殺害前であれば、状況証拠と真偽不明の内部情報を書き連ねたようにも思えただろう■ある時期まで少なくない国会議員らが協会との関係を堂々と公表していたのには驚く■中盤までは地道な調査で地味な内容なので、第二部「菅・岸田政権への継承」から読んでもよいだろう。2023/12/31

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