出版社内容情報
生まれる病院で発達障害は5倍違う
「先生の病院で生まれた子に発達障害児がいない」--
関係者から聞かされた一言に著者である久保田医師は驚かされた。そしてあるデータを目にする。
福岡市立のある3施設で集計された統計データによると25年前に比べ発達障害児は20倍以上に増加していた。さらに生まれる病院によって発達障害児の発生率が5倍違ったことがわかった。その原因の一因は国が推奨してきた「カンガルーケア」と「完全母乳」にあると久保田医師は指摘する。実際、「カンガルーケア」と「完全母乳」が推奨されるようになった年と発達障害児が急増する年は一致していた。
「久保田産婦人科麻酔科医院」の開業から30年間、1万5000人を超える赤ちゃんを取り上げ、出産のゴッドハンドと言われる久保田医師が、現代の誤った出産常識を変えるために意を決して訴える警世の書である。
内容説明
生まれる病院で発達障害は5倍違った!2万人の赤ちゃんを取り上げた出産のゴッドハンドが意を決して訴える「間違いだらけの現代のお産」
目次
序章 「産湯」と「乳母」こそ新生児管理の原点―出産のリスクを減らしていた先人の知恵
第1章 急増する発達障害児―行きすぎた「完全母乳」と「カンガルーケア」
第2章 「完全母乳」はしてはいけない―「赤ちゃんにやさしいお産」は本当か
第3章 「カンガルーケア」はしてはいけない―「体温管理」の重要性をわからない助産師たち
第4章 「乳幼児突然死症候群」(SIDS)は原因不明ではない―「着せすぎ」を防止しない厚生労働省の誤り
第5章 「激痛に耐えるお産」はしてはいけない―これからお母さんになられる方へ
著者等紹介
久保田史郎[クボタシロウ]
久保田産婦人科麻酔科医院院長。医学博士/日本産婦人科学会専門医/麻酔科標榜医。1945年、佐賀県生まれ。70年、東邦大学医学部卒業後、九州大学医学部・麻酔科学教室、同大学・産婦人科学教室を経て、福岡赤十字病院・産婦人科に勤務、83年、久保田産婦人科麻酔科医院を開業、現在に至る。産科医として約2万人の赤ちゃんを取り上げ、その臨床データをもとに麻酔医の視点から、より安全な新生児管理法として久保田式の「温めるケア」を確立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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海戸 波斗
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