大・大往生

鎌田 實【著】

小学館（2013/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 253p／高さ 19cm
• 商品コード 9784093798464
• NDC分類 490.4
• Cコード C0095

出版社内容情報

老いと死にどう向き合うか、鎌田實の指南書

「週刊ポスト」誌上で2010年1月から連載中のコラム『ジタバタしない』の主要な内容を大幅に再編集した単行本です。主なテーマとしては、東日本大震災、緩和ケア病棟のガン患者など、老いや死にまつわるエピソードで、これらとどう向き合って生きていくかを、鎌田實氏が、時にシリアスに、時にユーモラスに提言、指南するものです。著者がさまざまな現場へ出向いて得た体験談を、分かりやすい言葉で読者に届ける内容で、癒し、あるいは参考になること間違いありません。また、鎌田氏は永六輔氏とながらく親交があり、被災地支援などを一緒に行なっており、タイトルは永氏の「大往生」のもうひとつ上を行こう！ という鎌田氏のユーモアを込めたタイトルで、帯には永氏の推薦コメント付きです。

【編集担当からのおすすめ情報】
発刊後、永六輔さんとの対談など企画中です！

鎌田 實［カマタ ミノル］
著・文・その他

目次

第１章　死を受け止めるための練習（自分らしく死ぬための準備；夢の由布院へ旅立った男　ほか）
第２章　覚悟、納得、受容が死の恐怖を軽くする（永六輔さんの覚悟；死ぬ「覚悟」を決めたら病気が消えた　ほか）
第３章　死を支える（命を賭けたくなるときがあってもいい；死ぬ前に一発ユーモアをかましたい　ほか）
第４章　ジタバタしない（この国を守るための覚悟「福島原発行動隊」；命をつなぐ「再生ピアノ」　ほか）
第５章　人生の幸せな終え方（死に立ち向かう方法はひとつではない；死を受け止める予行演習　ほか）

著者等紹介

鎌田實［カマタミノル］
１９４８年６月２８日東京生まれ。東京医科歯科大学卒業後、長野県の諏訪中央病院に赴任。現在、同病院・名誉院長。ＴＶコメンテーター、講演などを積極的にこなす一方、チェルノブイリの子どもたちや福島原発事故被災者たちへの医療支援などにも取り組む（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[百太]

昨年亡くなられた菅原 文太さんとのエピソードがあり暗示的でした。歌手のクミコさんとの歌詞は泣きそうになりました。

2015/01/30

[オカピー]

人生100年時代。まだまだ、生き抜くぞ。鎌田さんの本は数冊読んでいますが、どれもお人柄が出ていてほほえましく感じます。でも涙が止まらない。半分ぐらいは泣きながら、ティッシュで目元を拭きながら読んでいます。死生観（どんな死に方？どんな生きざま？）が、一番いいのだろうと考えさせられます。好きなことをして、自分らしく生きることかな。

2022/10/17

[ゆき]

読みやすい。震災も口蹄疫も緩和ケアも知らなければわからないし、知らなければ感じない。

2016/10/09

[美少年]

医師の立場として、一人の人間として死と向き合う事によって、いろいろな事を悟られた著者のお気持ち、お考えは大変勉強になり、心洗われる思いになりました。今後の自分の人生において、死との向き合い方においても大変、参考になりました。

2017/05/01

[Humbaba]

本人がやりたいと思うことをやる。本人の実力のみでは達成できなかったとしても、サポートすることで目的を達成すればそれで良い。例え長い気が出来たとしてもやりたくもないことをやって、やりたいことを諦めるよりはリスクはあっても挑戦したほうがよほど良い人生だったと感じられるだろう。

2016/10/03