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出版社内容情報
元『文藝春秋』編集長が綴るスクープの内幕
野田首相、前原政調会長、枝野経産相・・・民主党幹部の彼らはいずれも、細川護煕氏が立ち上げた日本新党の初当選組です。その日本新党結党の仕掛け人といわれた一人の編集者がいました。当時、月刊誌『文藝春秋』の編集長だった白川浩司氏です。細川氏は白川氏に「いずれ新党を作って自民党をぶっ潰し、この国を改革したい」と熱い思いを語り、「新党結党宣言」の原稿を渡しました。『文藝春秋』に掲載後、細川・日本新党ブームは大きなうねりとなり、ついに55年体制打破に至ります。そして、そのうねりは、現在の政界混乱にまでつながっています。
著者の白川氏が『文藝春秋』の編集長を務めたのは、1991年から94年のことです。その間、日本政界は激変、従軍慰安婦問題を始めいくつもの外交課題が持ち上がりました。さらに、美智子皇后バッシングなど国民の関心を集める重大な出来事が続き、言論の場では、活発な議論が繰り広げられました。本書は、その言論の中心に立ち、また、時代が動く現場にいた白川氏が、自ら手がけた記事を振り返りながら激動の現代を読み解きます。
【編集担当からのおすすめ情報】
本書には、『文藝春秋』のスクープとなった皇太子御成婚における雅子妃ご両親インタビューや、『週刊文春』のJR東日本記事を巡るキオスク販売拒否事件の内幕など生々しいエピソードが満載です。
内容説明
細川‐小沢内閣成立、皇太子殿下ご成婚、バブル崩壊、ソ連邦消滅…、元『文藝春秋』編集長が見た現代史の激流。
目次
第1章 政権交代前後
第2章 「ポピュリズム」の行方―細川・小泉・橋下
間奏曲1 『文藝春秋』という奇跡
第3章 モスクワの闇・北京のナゾ―瀬島龍三・伊藤律・コワレンコ
第4章 日韓の深く暗いヤミ
間奏曲2 「こころの時代」に
第5章 平成皇室の「危機」
終章 心残りひとつ
著者等紹介
白川浩司[シラカワヒロシ]
昭和18年、長野県生まれ。同40年、東京大学文学部卒、文藝春秋新社(当時)入社。『週刊文春』、『文藝春秋』編集部、出版部等を経て、昭和63年『諸君!』編集長、平成3年『文藝春秋』編集長。平成10年、出版企画局長として「文春新書」の創刊に携わる。平成11年取締役、同15年常務取締役、同18年常任監査役を経て、同19年退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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nizimasu
Kazuo Ebihara