内容説明
「あの時代の広島の青春」は日本一の若者文化だった。吉田拓郎を生んだ土地とその時代。
著者等紹介
田家秀樹[タケヒデキ]
1946年、千葉県生まれ。中央大法学部卒。タウン誌「新宿プレイマップ」創刊編集者を皮切りに、「セイ!ヤング」などの放送作家、若者雑誌編集長を経て音楽評論、ノンフィクション作家、放送作家、音楽番組パーソナリティとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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へるしー
2
広島フォーク村って拓郎の発案だったんだぁ、、、当時の地元音楽シーンを知る上で貴重な資料的要素あり。吉田拓郎にはあまり興味無かった、というか敢えて避けて通ってのだけど、少し興味がわいた。2009/01/18
ぽにん
1
本当に青春の1ページ。こんなに苦労してて、こんなに音楽に生きているなんて知らなかった。抱いていたイメージが払拭された。父や母の影響でフォークや歌謡は聴いたりするが、ルーツを辿りたいと思ったのは吉田拓郎だけ。この時に近くで見ていた証人達が羨ましい。2010/05/19
福嶋洋一郎
0
拓郎さんの青春を知ることができました。 やっぱり、若い時からオーラがあったんだなぁ2017/09/28
まる
0
吉田拓郎さんは名前や顔はもちろん知ってはいますが… 作品はほとんど聞いた事がないのです。 史実に基づいた構成なのでしょう…なんだか味気ない文章でカウンターカルチャーの新しい価値観やうねりを感じる事が出来ません。 バンドのメンバーも脳裡に浮かんで来ないし…やはり吉田拓郎さんを知らない世代には不向きだったのですかねー それと残念なのは最後のくくり❗これから拓郎さん一人でフォークに取り組み、成功する道程がーーと、いう所で終わってしまいまして…ここからが読みたいなぁと感じてしまいました。2016/04/28
早乙女
0
一気に読んでしまった。65-68年まで吉田拓郎が広島で組んでいたバンド「ダウンタウンズ」を中心とした物語でまさに青春群像。若者の希望と野心と挫折と不安と友情が詰まっていた。そして俺はまだ生まれていない1960年代の時代の空気を感じることが出来た。小説の脚色もあるだろうが、拓郎が若い時から人を動かすカリスマ性を持っていたこと、そして周囲の様々な人の支えがあったからこそ後に大きく飛躍したことが理解できた。2015/06/20