出版社内容情報
『義務と演技』から『毛利元就』と縦横無尽の筆さばきで男と女の魅力を描き出す、おなじみ“マキコ節”が冴えわたる爽快エッセイ。『週刊ポスト』で好評連載中の『朝ごはん食べた?』単行本化第4弾。
「週刊ポスト」連載の人気エッセイ『朝ごはん食べた?』の単行本化第4弾。 ’97年度のNHK大河ドラマ“毛利元就”の脚本で、新しい男性像、女性像を描き、時代物の世界でも私たちを魅了した、内館牧子氏の痛快・ヒューマンエッセイの最新作です。 男と女しかいない世の中、お互い魅力を引き出し合い、支え合い、そしてお互いを認め合う事が必要だ。と小気味よいユーモアとピリッとした辛口で綴る“マキコ節”ならではのエッセイです。 「世の中って結局は他人が渡らせてくれるのよ。他人の力なしには渡れないのよ」 「おそらく、多くの人間は“今が退くべき時だ。これ以上はもう俺は通用しない”という事を自分でわかっている」 「父親がすてきかどうかというのは、娘にとって大きな問題なのである」 このように作者が日常生活から見聞きした、人間模様の数々を「粋」な言葉で語ってくれる魅力あるエッセイです。
内容説明
人生、踏みはずしてもいいじゃない!脚本家・内館牧子の“粋”なエッセイ。
目次
絶好のチャンス
ビャーッ
皆勤賞の女
善玉vs悪玉
うちの野球部
千八百円の至福
絶対値
キンメシ
身の程知らずの…
男の世間話
勉強
本を忘るる者は
夢の代行者
だまされの半生〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっ!chan
30
内館さんがマイブームになって図書館から借りまくっている妻から、題名につられて又借り…中身は週刊ポストのコーナーをまとめたエッセイ本、1996年の連載なので時代を強く感じる(出てくる芸能人の半分くらいはこの頃見ないなぁ〜とか)けど…自虐ネタが3割、当時脚本を執筆していた大河ドラマ「毛利元就」を含む業界ネタや相撲ネタが3割、残りは社会風刺を含めた雑多なお話…内館さんらしい書きっぷりで面白くって一気読み!妻がはまるだけあるなぁ〜2020/03/09
千頼
0
毛利元就…みたくなった。私が大河にハマる少し前の作品。こういう裏話を聞きたいような知りたくないような…。裏話を聞くと更に楽しめる場合と、聞いてしまったが故に「お話の中でしか生きてないんだな」と我に返ってしまいそうだし…。内舘さんの文章読みやすいから、小説読んでみようかな[図書館本]2021/01/31