出版社内容情報
昼寝が好きな著者は、低血圧のためかときどき悪夢をみる。しかし最近の嘆きは、目をあけたまま現実の中で悪夢を見ることが多いこと。「PKO」「エイズ」「宗教」「死」など、現代日本の様々な問題を、独持の視点で鋭く抉る。
昼寝が大好きな著者は、低い血圧のためかときどき悪夢を見る。だが最近は昼寝をしないでも、ばっちりとお目目を開けたまま、平気で悪夢を見ることが多くなったという。「皇后バッシング」から「角川書店コカイン事件」、「PKO」、「エイズ」、「大相撲」、「宗教」、「死」など、現代社会に生きるわれわれをとりまくさまざまな問題を、独得の視点で捉えなおしたエッセイ集。
目次
昼寝の悪夢
イエスマンの時代
インテリと正義
事の大小
日常の音
夜の電話
爬虫類の時代
貧困の素顔
不条理を教える
架空の論議はつまらない
銃を取る教師たち
どちらへ転んでも
チャドからの贈りもの〔ほか〕