天皇になろうとした将軍―それからの太平記 足利義満のミステリー

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天皇になろうとした将軍―それからの太平記 足利義満のミステリー

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784093794114
  • NDC分類 210.45
  • Cコード C0095

出版社内容情報

歴史ミステリー小説の俊英・井沢元彦が日本人に誤解されている南北朝時代の歴史観を問い直し、大胆に推理・検証。足利義満、尊氏、楠木正成、世阿弥ら、策謀にうずまく時代を駆け抜けた群像を鮮やかに描いた力作。

今から600年前、南北朝合一を果たした室町幕府三代将軍足利義満は、「天皇家」を乗っ取る直前に暗殺された。一体、誰が……。奈良県吉野の秘境、京都の古寺と取材を進めていくと驚くべき“事実”があぶり出されてきた。『週刊ポスト』誌連載中より歴史界からも大反響を呼んだ「それからの太平記」を改題、待望の単行本化。歴史ミステリーの俊英作家・井沢元彦氏が、「日本史の常識」を覆す!

目次

第1話 天皇になろうとした将軍―足利義満(なぜ戦乱記を「太平」記と呼ぶのか;後醍醐天皇の「遺言」に秘められたこと;悲劇の南朝から見えてくるもの;足利義満は「天皇」になろうとした;「世阿弥」は「南朝」のスパイだった!?;「北朝の黒幕」義満と世阿弥との意外な関係;「天河」の能面が語る世阿弥一族の悲劇 ほか)
第2話 祖父・尊氏の秘密を解く―足利尊氏(悪を背負った室町幕府初代将軍;足利家に伝わる置文の謎;勇敢で慈悲深く無欲な男;倒幕前の一人の功労者;同床異夢が成し遂げた倒幕;宿敵の二人、鎌倉を討つ;2度目の「裏切り」を導いたもの ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

29
★★★★井沢元彦としては、一番のお気に入りで何度読んだか分からない。余りテーマに上らない足利義満ではあるが、歴史好きであれば読んでみて損にはならない。2014/10/05

ユウユウ

18
本によって主張は変わらず、基本的に一貫しているのでわかりやすい。尊氏も義満も興味深い。2021/06/16

Ryuji

5
★★★☆☆「天皇になろうとした将軍-足利義満」と「祖父・尊氏の秘密を解く-足利尊氏」の二つの構成となっている本です。その真贋は別として、義満が天皇になろうといしていたのはあながち空想の世界とも思えない(※正確には自分の実子を天皇に即位させ自分は太上天皇になろうした)。個人的には天皇家以外の人が天皇家を乗っ取ろうとした人は、この義満と織田信長かなと思う(※信長は天皇になろうというより、既存の天皇家を廃して織田王朝を作ろうとしたかもしれない)。尊氏を解説した後半もなかなか面白い本でした。2017/08/06

kabeo

1
再読して登録。25年前の本となってしまいましたが、内容は大体覚えている(というか、井沢さんの著作に頻繁に出てくる内容)。未だに井沢さんの説は学会では相手にされていないのかな?2018/08/31

zakupippo

0
面白かった。義満の政治力を知ることができた。逆に政治力がないが、いい奴な尊氏!

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