暗雲―さようならそしてこんにちは『片翼だけの天使』〈下〉

暗雲―さようならそしてこんにちは『片翼だけの天使』〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 596p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093792431
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

作家の越路玄一郎は20歳年下の妻との夫婦生活に悩みを抱き始めていた。韓国生まれで元ソープ嬢の妻はホームシックからか、2人の韓国人男性とたて続けに不倫。2人は20年近い結婚生活に終止符を打つが……。

 作家の越路玄一郎は20歳年下の妻・景子との夫婦生活に悩みを抱き始めていた。韓国生まれで元ソープ嬢の妻は祖国へのホームシックからか、幼馴染みの韓国人男性・Oと不倫。すでに60歳を越えている越路は、妻との年齢差、そして民族の壁に苦しむ。しかし、景子とOの仲は次第にうまくいかなくなり、景子はOと別れることを条件に居酒屋をやらせてくれるよう越路に懇願、越路もこれをしぶしぶ承諾する。ところが、景子は居酒屋の韓国人コック・Pと男女の仲となり、再び2人の生活に暗雲がたちこめる。景子との生活に限界を感じた越路は離婚を提案するが、景子は拒否。越路と景子、そして不倫相手・Pとの奇妙な三角関係が続くが、結局、不法滞在者であるPに就業ビザをとらせるため、景子は越路との離婚、そしてPとの結婚を希望。2人は20年近い夫婦生活に終止符を打つ。景子のわがままから、景子とPとの生活費を払わせられる羽目になった挙げ句、Pの就業ビザ取得のための保証人までも引き受けさせられる越路であったが、なぜか景子への思いを断ちきることができない。一方、景子もまた病に倒れた越路の看病などを経て、越路を一生の伴侶と意識し始めていた。景子は越路の身の回りの世話を再び

内容説明

男のプライドと孤独感を綴った傷心の私小説。遂に離婚!韓国生まれの元ソープ嬢・景子との国際結婚。ホームシックと差別に苦しむ心の穴は、埋められないのか―。夫婦生活20年目の破局と旅立ち。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

TOKUMOTO

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週刊誌の連載小説のためか、景子の気ままや、景子の親族、OやPのことなど、繰り返し同じようなことが記載されて、読み続けることに努力を要した。作中、後輩作家との談話の中で、二人の辿ってきた道の辛さを「超私小説」というサブタイトルをつけようと思うとあるので「片翼だけの天使」の総決算と言えるべき小説なのだろう。2015/02/15

ごま

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中公文庫で復刊されていた『星になれるか』を読んだら、無性に片翼シリーズが読みたくなり、ネットで取り寄せて購入。世間では、「韓国人の嫁と結婚したばかりにさんざんな目に遭う作家の話」と受け取られがちなこのシリーズだが、実際に読むと、二人の間には夫婦愛とも違った情が通っていて、お互いに決して利用する、されるという冷め切った関係性ではないことが感じられる。その時代の連載小説らしく、男性にことごとく都合の良い美女とのセックスを描くサービスシーンなんかもあり、ツッコミながらも面白く読めた。2020/07/07

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