出版社内容情報
不可解な夫の死後、絶望から立ち直った笹野里子は、夫の仕事を引き継いで女探偵となった。クセのある依頼者にははっきりものを言い、事件を解明していく。そしてある日、夫の死の真相に迫る事件の依頼が舞い込んだ。
『青春デンデケデケデケ』の直木賞作家の新境地! ここ数年、従来の作風に加えてミステリーを手がけている作者によるハードボイルドの登場です。 不可解な夫の死から一年。絶望の淵から這い上がった笹野里子は、夫の仕事を引き継いで女探偵となった。クセのある依頼者にははっきりとものを言い、関係者の心の闇を浮き上がらせる事件の数々を、バッサリと断罪してみせる。最終話では、未だに思いを断ち切ることのできない夫の死にまつわる真相が明らかにされるのだった。 タイトルは、主人公・里子が鋼(はがね)の持つ強靭さと柔軟さのイメージを併せ持ったキャラクターであることからつけられています。悲しみを内に秘めながら、見事な行動力を見せるニューヒロインが活躍するネオ・ハードボイルドです。
内容説明
鋼の心を持つ女、探偵・里子の事件簿。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ga-ko
9
何と表現していいのか・・。面白くないわけではないのだが、全てにおいて あっさりしていて、推理小説?ハードボイル?形容できない。2015/08/20
スエ
1
ハードボイルド風なのに、どこかのんびり肩の力が抜けている。少し無理しちゃったのかなーという感じでした(^_^;)2015/01/02
てらさか
1
一話が短いせいか「実は以前会ったことがある!」「知ってた!」など、省略されているのが残念。しかし、やたら人が死ぬこの本と青春デンデケデケデケと同じ作者だとはなんか信じられない。2013/02/22
仮定体
0
結構乱暴な設定かも。かなり怖い状況なのに異様にクール。最後の一撃をまったくためらわない姿はそらおそろしくもある。2015/03/06
Yori
0
探偵であった夫の死後、後をついだ女性探偵の物語。月夜の〜の主人公も登場。2014/04/27