出版社内容情報
近年、大学病院などの高度医療現場でも誤診や処置ミスによる死亡事件が頻発している。医療ミスは生命に直結する一大事であり、どうしてこのような失態が引き起こされるのか、医師と病院の問題点にスポットを当てた。
『文芸ポスト』9号より16号まで連載した、現役医師・米山公啓氏が医療現場の実態を生々しく描写した医療内幕小説です。近年、大学病院などの高度医療現場でも誤診や手当てミスによる死亡事件が頻発しています。一般企業の内部管理の杜撰さもさることながら、医療ミスは患者の生命に直結する一大事であり、一般人の病院組織に対する関心は高まる一方です。そこで、現役医師であり、医療の現場を熟知した米山氏が、どうしてこのような誤診が起きてしまうのか、医師の権力、金、性などの問題点も含めて、病院のあり方にスポットを当てて執筆した小説は生々しくもあり、大きな反響を呼ぶと思われます。
内容説明
医師という肩書きは、その響きだけで特別なステータスが匂う。近年、頻発する医療ミスの根幹にはどのような原因があるのか。権力、金、性と医師を取り巻く知られざる実態にスポットを当てた!現役医師が赤裸々に描いた医療現場の内幕小説。
著者等紹介
米山公啓[ヨネヤマキミヒロ]
1952年山梨県生まれ。医学博士。聖マリアンナ医科大学卒業。専門は神経内科。臨床医として多数の患者を診断しながら作家活動を始め、今も現役医師として診療にあたっている。講演会で「ぼけの予防」「新しい健康の考え方」などをレクチャーしたり、テレビの健康番組にも出演して活躍中
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