ダムはいらない!―新・日本の川を旅する

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093665407
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0095

内容説明

転換期を迎えた河川行政、日本の川を見つめ直す時代が来た。今こそ野田知佑の声に耳を傾けよう!すべてはこの男の主張からはじまったのだ。82年、日本ノンフィクション賞・新人賞を受賞した「日本の川を旅する」の続編として、アウトドア誌「BE‐PAL」に長期連載中の人気エッセイシリーズ「のんびり行こうぜ/新・日本の川を旅する」が、満を持しての単行本化。

目次

四万十川―川にどっぷり浸った旅、ふたたび
尻別川―川旅は道草を食う旅である
川内川―南の川をのどかに旅する
菊池川―快晴。若草の匂い。郷里の川を下る
釧路川―一番好きだった川の終わり
筑後川―川の歴史が過去のものになろうとしている

著者等紹介

野田知佑[ノダトモスケ]
1938年熊本生まれ。早稲田大学文学部卒業。川からの視点で日本と世界を描くエッセイスト。ツーリング・カヌーの先駆者であり、河川行政にもの申す論客でもある。82年『日本の川を旅する』で日本ノンフィクション賞・新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

書の旅人

8
25年前、一冊の本を手に取りました。『小ブネ漕ぎしこの川』何故、この本だったのか、今となっては覚えていませんが、多分、犬のガクに惹かれてだと思います。カヌーは知っていても、それは競技としてであり、アウトドアに関しても、関心すらありませんでした。しかし…、読み始めるや、すっかり野田さんの虜に。こんな自由に生きる大人がいるのかと、貪る様に読みました。それから25年…。野田さんの様な生き方とは違ってしまいましたが、根底に流れるものは、昔も今も変わりません。流れ流れて伊那に辿り着き、実力は伴っていませんが、妄想力2018/03/29

コウジ

5
野田さんの本2冊目。 過去にカヌーで旅した川を再訪し「過去・現在」を繋ぐ内容。氏の言葉にはやはり力が有る。 力の源泉は氏の幼少時代の経験にも在るが、実際に自然の中での寝食、そこに有るモノを捕って食べる、現地の人やカヌー仲間とちゃんとコミュニケーションを取って知古を得る(老若男女問わず)等、経験に裏打ちされた信念やスタンスから来ている事が分かる。時には役人相手に怒り、子供達に微笑み、先達の話しを良く聞く。 僕が憧れる「素敵な大人」に最も近い存在の様に感じました。ゆっくり他の本も読みたいと思います。2023/04/25

hitsuji023

3
ダムの放流事故の話、鹿児島の農業の話など小さなエピソードに心惹かれる。中でも有明海の水門が閉じられるシーンは当時テレビで見て衝撃を受けたのでよく覚えている。自然は一朝一夕に出来た訳ではないので、影響は計り知れないだろうと思う。章としては最後の筑後川が面白かった。中でも素潜りで鯉を穫る名人の話が良かった。2014/11/20

健康平和研究所

0
川が土建屋のえじきになっている2016/07/01

イボンヌ

0
野田さんの本は殆ど読んでいますが、最近の本はもっぱら日本の自然破壊の現実が書かれており悲しくなるばかりです。2016/01/19

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