出版社内容情報
鹿児島から徳島の日和佐へ、ふるさとの川を探し居を移す。家のまわりの川にカニカゴやエビ筒を仕掛け、懐かしい日本の川に体を浸し、日々、川のことを考える。ふるさとの現在の姿を描く一作。
『のんびり行こうぜ』以来、通算で9冊目、15年目となるこの本は、根強い野田ファンでカヌー好きな人はもちろんのこと、日本的なふるさとに憧憬を抱く人にとっても、心いやされる一冊になることと思います。BE-PAL誌上で16年目に入った好評連載「のんびり行こうぜ」の99年2月から20回分をまとめたものです。前半は鹿児島、後半では徳島の日和佐に居を移し、いずれも日本の昔ながらの自然が色濃く残ったふるさとの姿を描いております。
内容説明
鹿児島から日和佐へ。ふるさとの川から日本の自然を見つめる。
目次
第1章 北薩の暖流(南国の川;川内川のボタテ漁 ほか)
第2章 ユーコンの川旅(テズリン川)
第3章 日和佐へ(浮き玉と薩摩軍;リバーキーパー ほか)
第4章 世界の川、日本の川(夜ボリ;火振り漁と彼岸花 ほか)
著者等紹介
野田知佑[ノダトモスケ]
川からの視点で日本と世界を描くエッセイスト。1938年熊本県生まれ。早稲田大学文学部卒業。ツーリング・カヌーの先駆者で、日本をはじめ、諸外国で漕ぐ。とくに「第二の故郷」ともいうべきアラスカのユーコン川では、孤独と自由を求め、たびたび単独行に挑む。1982年『日本の川を旅する』で第九回日本ノンフィクション賞・新人賞。公共事業による川の破壊を告発し続ける一連の行動に対して、1998年毎日スポーツ人賞文化賞を受賞
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感想・レビュー
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