日本の古典をよむ<br> 雨月物語・冥途の飛脚・心中天の網島

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日本の古典をよむ
雨月物語・冥途の飛脚・心中天の網島

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  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093621892
  • NDC分類 913.56
  • Cコード C1393

出版社内容情報

江戸時代、上方に生まれた屈指のストーリーテラー、上田秋成と近松門左衛門の傑作を収録。秋成は、人の執念の怖さを怪異小説『雨月物語』に描いた。義兄弟の契りを交わした兄が死霊となって会いに来る「菊花の約」、長期の不在の後、帰郷した夫が妻の幽霊と一夜を過ごす「浅茅が宿」、不実な夫を恨んで死んだ妻が恐るべき復讐を遂げる「吉備津の釜」、愛する童子の死肉を喰らい鬼となった僧が悟りを得る「青頭巾」の四編を収載。対して近松は、人の心の弱さが生む悲劇を浄瑠璃に語った。遊女買いに店の金を使い込んだ果ての逃避行『冥途の飛脚』、妻と愛人の間で義理と人情の板ばさみとなり、ついに凄惨な心中を遂げる『心中天の網島』を収載。

高田 衛[タカダ マモル]
著・文・その他/翻訳

阪口弘之[サカグチヒロユキ]
著・文・その他/翻訳

山根 為雄[ヤマネ タメオ]
著・文・その他/翻訳

内容説明

人の執念の怖さを怪奇の世界に描いた秋成。人の弱さが招く悲劇をむせび泣くように語る近松。運命の歯車が動き出す!原文の魅力をそのままに、あらすじと現代語訳付き原文ですらすらよめる新編集。

目次

雨月物語
冥途の飛脚
心中天の網島

著者等紹介

高田衛[タカダマモル]
1930年、富山県生れ。早稲田大学卒。近世文学専攻。東京都立大学名誉教授

阪口弘之[サカグチヒロユキ]
1943年、滋賀県生れ。金沢大学卒。近世文学専攻。大阪市立大学名誉教授、神戸女子大学教授

山根為雄[ヤマネタメオ]
1934年、兵庫県生れ。京都大学卒。近世文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi_N

25
庶民に浄瑠璃が広がったのは、識字率で高さとそれを理解する文化があるからこそ。2020/10/05

マカロニ マカロン

6
個人の感想です:B+。夏休みの大阪旅行のお供に連れていき、新幹線やホテルで読んだ。近松門左衛門の浄瑠璃本2編が読みごたえがあった。一方、上田秋成の「雨月物語」は四谷怪談のようなおどろおどろしい話かと思いこんでいたが、日本各地の不思議な伝説を集めた話で興味深く読めた。近松の浄瑠璃はまず現代語を読み内容を理解したうえで、調子のいい古典文を読むと楽しい。結末は女郎に狂い人生を狂わしていく男の悲劇的な話だが、地名にまつわるユーモアのあるセリフとか、ダジャレがあったりと、大阪だけに笑いの要素も満点だった。2015/07/20

越部社長

4
イギリス人が教養としてシェークスピアを読むように、日本人は近松をもっと読むべきだと、どっかの知識人がのたまっていたので読んでみた。物事を思いつめ、一気に破滅へとなだれ込む「心中もの」は物語としては単純だが、劇空間においてすぐに感情移入をさせて、最後のカタストロフィーで日常の澱を洗い流すのには適していそうだ。現代語訳なら「古典」と身構えることもなく、当時の風俗を覗き見るような感覚で、気軽に楽しめる。2012/07/03

ウワデク

2
雨月物語は単なる怪談かと思っていたが、もっと後の時代に書かれた文学のような印象を受けた。青頭巾が一番印象に残ったが、鬼と言っても生身の人間でそこが怖い。戦乱が続く室町時代が舞台だが、平和な江戸時代の人からしたら昔はひどかったというのが伝わってくる。近松門左衛門の2作のなかでは冥途の飛脚が良かった。主人公が馬鹿なだけで、最後まで逃げよう生きようとしている。嫁が父を介抱するシーンの「大阪へ養子に行って、~その嬉しさはどうあろう。~その悲しさはどうあろう。」のセリフは心に残った。2023/12/22

ますみ

1
放送大学の授業で上田秋成をとるので、とりあえず読んでみました。雨月物語は全文掲載ではなかったのだけれど、とりあえず、内容はわかったかな。私には原文を読む余裕はなかったけれども。冥土の飛脚と心中天の網浜は文楽で観たものと、これから観る予定のもの。復習と予習でしたが、文楽で観るのと文章で読むのとでは、やはり雰囲気が違いますね。2019/09/13

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