出版社内容情報
『日本の古典をよむ』シリーズ第8回配本。40年にわたる南北朝動乱を描く大作『太平記』がダイジェストで1冊で読める。後醍醐天皇をはじめ、楠正成、新田義貞、足利尊氏らの活躍と凄まじい権力闘争が描かれる。
長谷川 端[ハセガワ タダシ]
著・文・その他
内容説明
血湧き肉躍る合戦、天狗と怨霊たちの暗躍、終わりなき権力闘争―。四十年にわたる南北朝動乱を描く。
著者等紹介
長谷川端[ハセガワタダシ]
1934年、群馬県生れ。慶應義塾大学卒。中世文学専攻。中京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tadashi_N
17
楠木正成の活躍、足利尊氏の登場、南北朝時代の人物絵巻。2020/08/25
hogayan
6
南北朝時代に興味をもったので、読んでみた。興味があるとはいえ、完訳版はさすがに長すぎるのでこちらの抄訳版で。意外とさくさく読めておもしろかった。流れを知るには最適。2015/02/01
どっこい
2
多少の退屈さを覚悟して読んだけど、思ってた以上に台詞が熱かった。 >「七生まで生まれ変わっても、やはり同じ人間に生まれて、朝敵を滅ぼしたいと思います」2012/08/04
Kusashiai
2
乱世の時代を知りたいと思い、本書を手に取った。完訳版の『太平記』は長いようなので、抄訳版の『太平記』を読むことにした。名場面を中心に再編された本書は、『太平記』の流れを押さえるには最適な本だと思う。入門書として相応しいと感じた。仏教的な縁起、中国渡来の革命思想が本書の世界観を背景にしており、これを現代に生きる我々の実人生に援用しようとするのは多少無理が有ると思う。ただし、乱世を生きる人々の群像劇として興味深かった。2011/11/29
shosho
1
有名な古典の抄訳で物語を辿るには良かった。全体も読んでみたい。2018/10/29
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