出版社内容情報
『源氏物語』が、もし平成の時代に書かれたなら、きっとこんな女性週刊誌ふうのエンターテインメント本になっていたのでは!? イラストと記事でつづる光源氏のスキャンダラスな一生と、そのジュニアたちの恋愛模様。
『1ー光源氏の生涯編』の主な記事??「スクープ! 浮気相手は意外と不美人」「ブリブリ女三の宮にブーイングの嵐」 2年前に発売された「週刊光源氏総集編」が、装いも新たに、1、2の2冊本となって発売されます。1が光源氏の波瀾に満ちた生涯、2が、源氏のジュニアたちに焦点をあて、その恋愛模様を追います。女性週刊誌ふうな記事で、楽しく読むうちに、この古典のすべてが理解できます。『2?宇治十帖編』の主な記事は??「新アイドル、ハンサム匂宮、フレグランス薫」「匂宮、浮舟を強奪愛!」などなど。むずかしい古典の世界が身近になって、学校の副読本にも、また受験生にとってのアンチョコにも最適です。
内容説明
今回、週刊光源氏編集部は総力を挙げて続編の取材・編集に取りかかった。『総集編』ではヒーロー光源氏にスポットを当てたため、意図的に省かれていた部分がかなり多い。そこで、今回は「源氏ジュニア」世代にスポットを当て、「ポスト源氏」時代のストーリーを完全に収録することに成功した。
目次
第1部 光源氏の子どもたち(源氏ジュニア、デビュー;玉鬘大騒動;夕霧&柏木)
第2部 薫と匂宮・宇治十帖(薫&匂宮;男女四人宇治物語;宇治の悲劇・浮舟;紫式部ゴーストストーリー)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこまおう@彷徨猫
6
これはおそらくリニューアルされたものなのだろう。私がリアル高校生か大学生の頃に先生に勧められた覚えがあるので(2000年よりは前w)。現代っぽいイラストは良いのだが、どうにもテキストが本物の週刊誌ばりの書き方で、間違っちゃいないんだがニュアンスが違う的モヤモヤが残る。「あさきゆめみし」と併せて読むと補完しあって良いかも。2018/06/11
maekoo
5
女性週刊誌風味付けのユニークな源氏物語解説本の前作の補完と宇治十帖を扱った愉しい本です! ちゃんと原作に沿った内容ながら、スクープや噂を扱い、記者による取材記事風解説やや物語に合った広告まで有り大変愉しめます! 女性週刊誌風だけあり登場する女性に沿った内容で、光源氏や薫・匂宮はどちらかと言うとボロクソです(笑) 巻末の章は源氏供養や石山寺のエピソード、今鑑や本居宣長の説や紫式部日記の内容やその後の偽作についても面白く触れています。 巻末のカップルチャートは登場するカップルの相性を的確に表しており傑作です!2021/10/24
れじーな
1
宇治十帖はあんまり好きじゃないのですけど…、これだと割と抵抗無く読めました。
amr
0
まるまる宇治十帖かと思ってたけど半分だけだった!前半は玉鬘十帖かな?2013/08/14
biba
0
「あさきゆめみし」とセットで読みました。週刊誌風に作ってみようと思ったのはおもしろくてよかったと思います。初心者がとっかかりやすくて。2013/06/14