出版社内容情報
紫式部・清少納言・和泉式部・藤原道長らから、好色 医者・間男・美女怪盗・怪力女・鬼女などまで、平安王朝の有名無名の人々がしでかした、滑稽でお下劣で、思いっきり人間くさい珍事奇行を採録した説話エッセイ
紫式部・清少納言・和泉式部・藤原道長らから、好色医者・間男・美女怪盗・怪力女・鬼女などまで、平安王朝の有名無名の人々がしでかした、滑稽でお下劣で、思いっきり人間くさい珍事奇行を採録した説話エッセイ。
内容説明
平安京を物語るさまざまな説話群から、有名無名の人々がしでかした珍聞奇譚や、歴史の表に出てこないエピソードを採録する。簡潔な叙述で人物の喜怒哀楽を鮮やかに描きあげる短編、とりわけ男と女が綾に織りなす愛憎劇には、昔も今も変わることのない人間本然の姿が如実に読み取れる。
目次
1 凡愚の狂騒曲(医は仁術とはいうものの;大黒様の当たりはずれ ほか)
2 女は心にくきもの(貞女、二夫にまみえず;惚れ直して元の鞘 ほか)
3 したたかな“性”命力(お宝鑑定団;愛欲に我を忘れて ほか)
4 裸のセレブリティー(小野小町のされこうべ;手玉にとられたプレイボーイ平中 ほか)
著者等紹介
小林保治[コバヤシヤスハル]
1938年、青森市生まれ。早稲田大学教育学部卒、同大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。現在、早稲田大学教育学部・同大学院文学研究科兼担教授、中国浙江大学客員教授。専門領域は日本説話文学・仏教文学、能・狂言など。注釈的研究を踏まえながら個々の説話を超えた“集としての説話文学”の魅力を解明し続ける一方、「新・能楽ジャーナル」の編集委員として能楽の啓蒙普及に取り組んでいる
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