平安京の仰天逸話

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784093620642
  • NDC分類 913.37
  • Cコード C0095

出版社内容情報

紫式部・清少納言・和泉式部・藤原道長らから、好色 医者・間男・美女怪盗・怪力女・鬼女などまで、平安王朝の有名無名の人々がしでかした、滑稽でお下劣で、思いっきり人間くさい珍事奇行を採録した説話エッセイ

 紫式部・清少納言・和泉式部・藤原道長らから、好色医者・間男・美女怪盗・怪力女・鬼女などまで、平安王朝の有名無名の人々がしでかした、滑稽でお下劣で、思いっきり人間くさい珍事奇行を採録した説話エッセイ。

内容説明

平安京を物語るさまざまな説話群から、有名無名の人々がしでかした珍聞奇譚や、歴史の表に出てこないエピソードを採録する。簡潔な叙述で人物の喜怒哀楽を鮮やかに描きあげる短編、とりわけ男と女が綾に織りなす愛憎劇には、昔も今も変わることのない人間本然の姿が如実に読み取れる。

目次

1 凡愚の狂騒曲(医は仁術とはいうものの;大黒様の当たりはずれ ほか)
2 女は心にくきもの(貞女、二夫にまみえず;惚れ直して元の鞘 ほか)
3 したたかな“性”命力(お宝鑑定団;愛欲に我を忘れて ほか)
4 裸のセレブリティー(小野小町のされこうべ;手玉にとられたプレイボーイ平中 ほか)

著者等紹介

小林保治[コバヤシヤスハル]
1938年、青森市生まれ。早稲田大学教育学部卒、同大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。現在、早稲田大学教育学部・同大学院文学研究科兼担教授、中国浙江大学客員教授。専門領域は日本説話文学・仏教文学、能・狂言など。注釈的研究を踏まえながら個々の説話を超えた“集としての説話文学”の魅力を解明し続ける一方、「新・能楽ジャーナル」の編集委員として能楽の啓蒙普及に取り組んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遊未

8
さすがに初めてのことですが、直前に「エッチな古典」なる図書館本を借りて読みました。同じ著者だし、続編的とか発展させたとか新しい発見とか期待したら…全く同じでした。タイトル変更しただけ。で、どちらかを選べるなら、絶対にこちらです。下欄に注や挿し絵があります。2020/11/16

カムラ

2
説話集が好きで読みたいなーと思い、いきなり古典文学全集にとりかかると大変なのでジャブ感覚で手に取った。下ネタ方面の話が多めだったけど、初心者の興味を引く入門書にするならそういうものを紹介する気持ちは分かる。「忠実な訳文や原文に当たりたい」と思えたし、古典世界の魅力は感じたのでよかった。古文は今の感覚とは異なる表現が多いけど、だからこそ鬼気迫るものや胸に迫るものが輝いている。『古本説話集』上12話「清少納言の事」の『空冴えて花にまがひて散る雪に 少し春ある心地こそすれ』のエピソードとかも原文で読んでみたい。2024/05/27

藍鼠

1
説話などから面白いエピソードを紹介した本です。用語解説などが親切なので、古典が苦手だと思っている人でも楽しめそう。というか、そういう層を想定している本のようです。2011/11/30

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