出版社内容情報
青年コミック誌『スピリッツ』読者に大反響を呼んだ連載インタビューに新たに加筆して単行本化。ナビゲーターの宮澤喜一元首相が、21世紀を担う若者に語る現在の政治、経済、国際情勢、憲法問題、将来の日本。
この単行本は、青年コミック誌『ビッグコミックスピリッツ』で連載された宮澤喜一元首相の語り下ろしに、新たなインタビューを加えてつくられたものです。 21世紀の主役は、スピリッツ世代の若者です。私たちの世代が、否応なく、急成長後の日本を背負って「人口老齢化」や「国際情勢の変化」に対応していくしかありません。 そこで考えたのが、この昭和・平成時代とはなんだったのか、もう一度、チェックしてみようではないかということでした。 いまの日本は「いい国」なのか。なぜこのポジションにいるのか。もう一度確かめる必要があると考えたのです。 ナビゲーター役には戦後政治に常にかかわってきた「宮澤喜一」元首相が適任だと考えました。経験を若い私たちに伝えてほしい、という願いに意外にも簡単にオーケーが出て、インタビューが始まりました。 コミック誌編集者が、基礎から聞き出しただけに、現在の政治、経済、国際情勢、憲法問題についてわかりやすく、簡潔に語られています。また、「難しがり屋の宮澤」という評を逆手にとった宮澤選の「名言集」(毎回の話にあわせた内容・たとえば《吐哺握髪》など)が予想外に好評です。
内容説明
あの宮沢喜一元首相がスピリッツで語り下ろした話題の連載が待望の単行本に。
目次
第1話 関東大震災との不思議な符合
第2話 私が自由にこだわるわけ
第3章 小選挙区は二度やらないと落ち着かない
第4話 小選挙区制の問題点
第5話 円高ドル安はとまらない
第6話 戦後日本をつくった人々
第7話 戦後日本の首相たち
第8話 戦後50年目の憲法
第9話 憲法改正と普通の国
第10話 日本の官僚を弁護する!?
第11話 日本の二大政党制
第12話 21世紀への委任状
第13話 これからの日本



