METRO 2033〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093567121
  • NDC分類 983
  • Cコード C0097

出版社内容情報

人類VS”黒き者” 最終戦争、決着!

2033年のモスクワ地下鉄は悪魔的な世界。アルチョムの「地獄巡り」も半ばを越え、冒険もテンポアップします。人類と、精神攻撃能力を持つ新種のモンスター”黒き者(チョルヌィ)”との戦いの結末は悲劇的なものなのか、それとも希望に満ちたエンディングを迎えるのでしょうか・・・?


【編集担当からのおすすめ情報】
駅ごとが、様々な勢力の根城になっており、アルチョムを襲う危険も、差し向けられる善意もいろいろです。それはまるで、現代―2011年のロシア社会のメタファーにも思えてきます。SF的な物語を楽しみながら、下敷きになっているモスクワ2011、に思いを馳せてみるのも楽しいかも知れません。


ドミトリー グルホフスキー[ドミトリー グルホフスキー]
著・文・その他

小賀 明子[オガ アキコ]
翻訳

内容説明

アルチョムの暮らす博覧会駅に現れ、人々の心を操り、銃弾をも恐れぬ謎のモンスター。アルチョムは駅を救うために暗く、危険なトンネルを旅し、様々な駅を巡る。人類と“黒き者”の戦いの結末は―?暗い地下世界の冒険もヒートアップ。

著者等紹介

グルホフスキー,ドミトリー[グルホフスキー,ドミトリー][Glukhovsky,Dmitry]
1979年、モスクワ生まれ。エルサレム・ヘブライ大学にてジャーナリズムと国際関係学を修める。フランス、モスクワのテレビ局、ドイツ、イスラエルのラジオ局でレポーターとして活躍し、英語、フランス語、ドイツ語、ヘブライ語、スペイン語を操る。現在はモスクワ在住

小賀明子[オガアキコ]
上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。産経新聞社記者を経て、音楽・芸術関係中心のフリーランスロシア語通訳、翻訳者となる。また、NHKの国際放送や、報道、紀行番組の通訳、コーディネーターもつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

85
主人公の少年が様々な経験をしながら、希望を見つけようと努力していくのですが、宗教的な集団に出会ったりもしていきます。「黒き者」たちが何者なのかが明らかにされていませんが、最後に彼らとの交流ができて明るい将来がある世に感じますが・・・、やはりディストピア小説です。余談ですが表紙の見返しにモスクワの地下鉄らしき写真がありますがかなり広くて宮殿のような感じです。東京の地下鉄では迫装で生活できる人は限られるのでしょう。2025/06/10

のりすけたろう

28
めちゃくちゃ楽しめました\(//∇//)\⭐️仕事に疲れ果てた私にちょうど良い位のライトさで、えー!どうなるのー!?とワクワクできました。ラストは、普通に驚きでした。マジか‼️斬新だなー⁉️と思いつつ、今までの話を考えちゃいました✨2022/04/28

GaGa

27
義弟の推奨本。ゲームソフトの原作にもなった。ロシア人作家の作品。確かにゲームソフトのように分岐がはっきりとしたストーリー展開で読みやすい。最終戦争により、迷路のように入り組んだ地下鉄(メトロ)で暮す人類。何かに選ばれた一人の少年が地下に広がるコミュニティを彷徨う。それぞれのコミュニティの在り様が、ロシア人の視点だとこうなるのかと新鮮。また地下鉄路線図が各章で中心となる場所で載せられており、親切。というか、これが無ければ主人公が今どこにいるのか全く判らない。2011/03/22

アプネア

11
終末世界もの読む上において、文明が死に絶えた後もなお争う人類の醜さ、それでもしぶとく生き抜く躍動感が緻密な世界観と共に描かれていれば、御の字なんですが、本書は従来のモヒカン闊歩型とは一味違う、なにかが起こりそう、怖いという、所謂“予感の描写”をトンネルの闇に落とし込める業が良かった。しかしながら、紆余曲折の冒険を経て、様々な積み上げの果てに膨れ上がった期待をブン投げられた衝撃度は強く。幕引きをあえてアンチカタルシスにしようとする意図は解るのですが、途中まで楽しんだ分余計虚しい気持ちになりました。2018/06/24

薄荷飴

5
ポリスへとたどりついたアルチョム。そこでもまた新たな出会いがあり、夢見た地上へ。 この作品の世界にとってメトロこそが世界であるという設定はやはり秀逸。もはや国そのものといえる文化を持つ駅がアルチョムをさらに苦悩させる描写がよかったです。意外なラストも必見ですが、これはちょっと予想の範疇を超えていたというか・・・。ですが、この退廃的な世界観はとても好きです。2011/05/21

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