初恋の道

ハットウッド，マーク・デイビッド【著】〈Ｈａｔｗｏｏｄ，Ｍａｒｋ Ｄａｖｉｄ〉/風間 賢二【訳】

小学館（2005/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 255p／高さ 20cm
• 商品コード 9784093566117
• NDC分類 933
• Cコード C0097

出版社内容情報

ひたむきな恋心、初デート、覚えてますか？

　初デートの相手は娘の父親が選ぶという村のしきたりのもと、貧しい少年マルチェロは憧れの少女エレナの父親のハートを射止める贈り物を求めて村中を駆けめぐる。イタリアの田舎町を舞台にした、どこか懐かしい恋物語。

内容説明

憧れの少女エレナとデートしたい…。でも、デートの相手に選ばれるには少女の父親のハートを射止める贈り物をしなくてはいけない、という村のしきたりがありました。貧しい漁師の息子・マルチェロは、ある朝、彼女の父親に贈るとっておきの物を思いつきます。でも、それを手に入れるには、ある“取り引き”が必要だったのです。夢にまで見た彼女と交わす、初めての会話。初めてのデートのときめき。ひたむきな恋心だけを武器に恋の成就を目指して走る１６歳の少年。イタリアの海辺の小さな村を舞台に繰り広げられるとってもピュアな初恋物語。

著者等紹介

ハットウッド，マーク・デイビッド［ハットウッド，マークデイビッド］［Ｈａｔｗｏｏｄ，Ｍａｒｋ　Ｄａｖｉｄ］
１９６１年、イギリス生まれ。ミュージシャンとして活躍したのち、１９９３年、ドイツ・ベルリンに住まいを移す。現在、映画音楽やテレビ番組の音楽の作曲・編曲のほか、テレビ・ラジオ番組のシナリオ・ライターなど、広くエンターテイメントの世界で活躍中

風間賢二［カザマケンジ］
１９５３年、東京生まれ。出版社勤務を経て、１９９０年、翻訳家・文芸評論家として独立。主著に「ホラー小説大全」（角川書店、第５１回日本推理作家協会賞受賞）や「ジャンク・フィクション・ワールド」（新書館）などがある
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[星落秋風五丈原]

夢見がちで情熱的な少年の美少女に寄せるいちずな想いを語った爽やかで心温まるラブストーリー。第二次世界大戦後間もなく。イタリアの美しい海辺の村。女の子は16歳の誕生日を迎え、初めてデートをする事が許される。ただし初デートの相手は娘の父親が選ぶ。そこで男の子達は自分をデートの相手に選んでもらうには、まず父親を落とすのが先決とばかりに、女の子の初めてのデート当日、父親への豪華なプレゼントを持参して自己アピールをする。

2005/09/03

[菱沼]

イタリアのコメディ映画のようだ、と思っていたら、本当に映画原作だったらしい？　校長先生が学校を放り出して町中かけずりまわる必死さが、どうにもスラップスティック。リカルドも、もしかしたらエレナに淡い恋をしていたのかもしれず、それを抑えてマルチェロを応援する少年たちの友情がいい。何も考えずに面白さ・馬鹿馬鹿しさを楽しんで、父子の情にちょっとほろっときて、久々にエンターテイメントを読んだ感じ。

2018/02/22

[あひる]

可愛いお話でした。 途中までは大人目線でバカもの〜！と言いたくなったけど(笑)

2014/01/19

[kyoko]

マルチェロの一途さが可愛いなぁ～。初恋のお相手のエレナもマルチェロの中身を好きになってくれそうで良かった！

2013/11/10

[りっか]

かわいすぎる！！！

2005/08/31