Shogakukan mystery
殺意のシナリオ

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 13X19cm
  • 商品コード 9784093565813
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

広告代理店勤務の平凡なサラリーマンのフィリップは、ある朝オフィスの机上に自分の過去数日の行動と未来のことが書きつづられた<告白>原稿を発見する。自分が妄想で書いたのか? それとも……?

 新聞記者から現在は妻のおかげで広告代理店の社員となったフィリップのオフィスの机上に、ある朝置かれていたタイプ原稿。それは彼の過去数日の行動と、これからの出来事がまるですでに起きたことであるかのように書かれていた。アルコールにおぼれる彼は、その〈告白〉が自分の書いたものなのか、それとも誰かが何らかの目的で書いたものか、判断できない。しかもそこに書かれていた未来が実際に現実となっていくのを知って恐怖に囚われる。複雑な人間関係を背景にした狂気の世界を描く異色作。 「簡単に忘れることのできない恐ろしい小説」(P・ハイスミス)と言われる心理スリラーの本邦初訳!

内容説明

新聞記者から現在は妻のおかげで広告代理店の社員となったフィリップのオフィスの机上に、ある朝置かれていたタイプ原稿。それは彼の過去数日の行動と、これからの出来事がまるですでに起きたことであるかのように書かれていた。アルコールにおぼれる彼は、その「告白」が自分の書いたものなのか、それとも誰かが何らかの目的で書いたものなのか、判断できない。しかもそこで書かれていた未来が実際に現実となっていくのを知って恐怖に囚われる。複雑な人間関係を背景にした狂気の世界を描く異色作。「簡単に忘れることのできない恐怖の小説」(P・ハイスミス)と言われる心理スリラーの本邦初訳。

著者等紹介

バーディン,ジョン・フランクリン[バーディン,ジョンフランクリン][Bardin,John Franklin]
1916‐1981。アメリカのオハイオ州シンシナティ市で生まれる。家庭の事情で大学を中退、さまざまな職業を経て広告代理店に勤務。そして、1946年The Deadly Percheronを発表。第二作が『殺意のシナリオ』。第三作『悪魔に食われろ青尾蝿』(翔泳社)を執筆するが、アメリカで出版元がなくイギリスから刊行。以後別の複数の筆名でミステリと普通小説を執筆した。1972年にミステリ作家J・シモンズが“犯罪小説の傑作”としてこれらの初期三部作を高く評価したことから、脚光を浴びた。’78年から再び筆を執ったが’81年にニューヨークで死去

宮下嶺夫[ミヤシタミネオ]
1934年京都生。慶応大学卒。1995年まで出版社勤務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おふねやぎっちらこ

3
シチュエーションが面白いと感じたよ。自分がおかしくなってしまったのか、誰かの企みなのか?そこが良かったです。結末は意外性のないものだった。2023/08/06

聖月

3
◎本書『殺意のシナリオ』の主人公、朝、会社に向かっている。それにしても、夕べ飲んだんだと思うが記憶がない。手にはケガして包帯巻いてあるし。でも、ちゃんと自分のベッドで目覚めたし、まあいいか。そんな具合で自分のオフィスに入る。するとタイプライターが出しっぱなし。原稿が数枚挟まっている。オヨヨ?オヨヨヨヨ??と主人公は考える。なぜ、タイプがこんなとこに出しっぱなし。俺か?いや違う。で、原稿を読んで考える。誰がこれを書いたんだ?俺か?いや違う。いや、昨夜の記憶はないし…。その原稿に書かれていたのは、主人公の浮気2004/02/16

sattin

2
映画にしたら映えそうな作品です。登場人物が少ないのがいいな。まあ、今のミステリほど緻密じゃないけど、発想は面白い2011/03/24

れーすけ

2
ストーリー展開にちょっと無理がある…。2010/01/04

ext3

2
あれだけ怪奇な現象を説明するにはこういう説明しかなかったんだろうけど、流石にこれは無理があるだろうと。ラノベかよ。小栗虫太郎の「後光殺人事件」並みに無理がある2009/03/01

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