出版社内容情報
生まれながらのハンディをものともせず、歌手として、主婦として、様々な可能性に挑み続けるレーナ。家族や友人たちの愛に支えられて生きる障害者の人生ドラマです。
重い障害を持ちながら世界各国でコンサート活動を続けるスウェーデンの女性ゴスペルシンガー、レーナ・マリアさんのこれまでの歩みを綴った感動の自伝です。レーナ・マリアさんは、出生時から両腕がなく、左脚が右脚の半分しかないという原因不明の障害を持っています。3歳から水泳を始め、ソウルパラリンピックで好成績を収めました。また、幼い頃から音楽に親しみ、音楽大学卒業後本格的に音楽活動を開始。92年に初の日本コンサートを開き、絶賛を博しました。88年に、彼女を紹介したテレビドキュメンタリーが欧州各国で放送され世界的に注目を集めました。日本では、91年にテレビ朝日「ニュースステーション」が彼女の音楽と生活を紹介、その後様々なメディアで取り上げられ、大きな反響を呼びました。最初のコンサート以来、日本では毎年彼女のコンサートが開かれ、各地で好評を博しています。「障害があるからこそ体験できることがある」と語るレーナ・マリアさんは、初めて書いたこの本で、生まれながらに持つ障害をごく自然に受け入れ、自身の人生を実り豊かにした経緯を軽妙に描いています。あらゆる可能性に挑戦する彼女の姿は、多くの人々の心に忘れられぬ感動をもたらすと思います。
内容説明
障害と戦う女性シンガー、感動の自伝。世界が喝采した愛のノンフィクション。
目次
「たとえ腕がなくても、この子に必要なのは家族だ」
足の親指に哺乳瓶をつけて
自助力を育む
義足とかけがえのない一本の棒
学校とわたし
これ以上の安らぎはない
水中で魚のように
ソウル・オリンピックを目指して
歌とシンセサイザーとともに
「レーナ・ヨハンソン―あの腕のない人」と呼ばれないために〔ほか〕
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