内容説明
「ああ彼カサノヴァ―老若美醜、貴賎貧富、南婦北嬢、かりにも女の形をした女であるならば、当るを幸いナギたおし…それは実に無数という外なき情事で、根気のいい人があったら、彼の尨大なる回想録を読んで、一人二人と順々に出てくる女の数を勘定して行ったら、面白い数字が出てくると思われる。」カサノヴァ、サアド(サド)、ナポレオン…色豪、性豪として名を轟かせる6人について、脚色されたお話ではなく記録をもとにして練り上げた表題作のほか、ローマ帝国第5代皇帝ネロやクレオパトラの真実を講談調で明かす「暴君ネロ伝」「女王クレオパトラ物語」など、名調子で綴られる短篇集。
著者等紹介
獅子文六[シシブンロク]
1893(明治26)年7月1日―1969(昭和44)年12月13日、享年76。神奈川県出身。近代劇の翻訳、演出、戯曲などを手がけ、劇団文学座を結成。同時にユーモア小説を発表し、『金色青春譜』『悦ちゃん』『達磨町七番地』などが評判となる。1969年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



