大遺言―祖父・永六輔の今を生きる36の言葉

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  • サイズ B40判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784093460910
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

永六輔って何者? 言葉の天才の孫が辿る!

祖父・永六輔は、僕に何も残さず逝ってしまった。
僕は祖父の著書や手帳、ノートを読み漁り、ゆかりの人を訪ね歩いた。

すると、時代が移り変わっても全く色褪せない「祖父の教え」が、続々と見つかった。



黒柳徹子、久米宏、小林亜星、タモリ、ピーコ、さだまさし、清水ミチコ…。
永六輔の「言葉」によって、仕事や人生が激変した著名人は数知れない。

自殺を考えた女性も、仕事を失ったプロも、自暴自棄に陥った若者も、「言葉の天才」の一言に救われ、今は大充実の人生を歩む。

●「知識に予算はかからない」●「叱ってくれる人を探す」●「人間関係に順位をつけない」●「人間は今が一番若い」●「生きているだけで面白い」●「聞くは話すより難しい」●「笑うことは武器になる」●「立場や肩書きを裏切れ」…

「天才」が83年間かけてつむいだ言葉は、『上を向いて歩こう』『見上げてごらん夜の星を』『こんにちは赤ちゃん』『大往生』など、数々の国民的名作にも生かされている。

だがそれだけではない。孫が選び抜いた36の言葉。

本書は、今を生きる私たちの人生を、思い切り楽しく、上を向いて歩いていくための「教科書」です。

【編集担当からのおすすめ情報】
「無駄なことは何もない。無駄にする人がいるだけだ」ーー。
永六輔さんの孫の拓実さんは、高校時代、ケガによって目標を失い、自暴自棄に陥りましたが、この一言を実践し、一念発起。現在は東京大学に通いながら、祖父の背中を追い、作家を志しています。
脈々と受け継がれた「言葉の天才」「言葉の職人」の才能。
永六輔さんを知っている人も知らない人も、あらゆる世代の心に響く一冊です。

僕から最初に伝えたいこと


1 生き方には貴賤がある

「素人」だったから、いい作詞ができた
久米宏さんが「自由になれた」瞬間
祖父と大学教授の「色即是空」の伝え方
起承転結をつけ59秒でまとめた
デモと仕事のどっちが大事なんだ!
タモリさんをNHKに抜擢した視点
ピーコさんに「炭鉱のカナリアになれ」
東京五輪とヨーグルト早食い競争
芸はプロだけど生き方がアマチュア


2 無駄と絶望こそ糧になる

黒柳徹子さんの弔辞の意味
後悔と葛藤が希望に変わった瞬間
疎開先でいじめられた祖父の経験
手帳に記された「毎日10個」の予定
「東大生」になって変わった意識
卵かけご飯の祖父が100万円
「師」と慕う宮本常一さんの言葉
約束の30分前に到着する理由


3 他人に見返りを求めない

尊敬されるよりも愛されることは難しい
久米さんに「送りっ放し」と皮肉
永六輔のイメージは十人十色
新人への批判FAXに内緒で反論
「いつも怖い存在」が有難い
嵐の大野智さんに助けられた思い出
「アフターケア」も腕磨きの場?
年間4万通ものハガキを書く意味
他人の悪口を言う暇がなかった?
なぜ「一人旅」にこだわったのか


4 老いも病も死も怖くない

永六輔と太宰治の共通点
自分の年齢に36億を足して感謝する
引退せず、人前に出続けた理由
インドで見た衝撃的な弔い方
「生」を考えるのに最適な場所
黒柳徹子さんへの感謝の手紙
人の死は一度だけではない
話せなくなってもラジオに出演
徹子さんへの「太鼓の音」の秘密


感謝と弔辞


永 拓実[エイ タクミ]
著・文・その他

内容説明

著者に何も残さず逝ってしまった祖父。著書と手帳やノート、メモを読み漁り、ゆかりの人々を訪ね歩いた。著名人に加え、「命を救われ、すべてを教わった」と泣きながら語る若い女性ファンまで、約30人に突撃取材!!祖父について教えてもらったこと。

目次

1 生き方には貴賎がある(「素人」だったから、いい作詞ができた;久米宏さんが“自由になれた”瞬間 ほか)
2 無駄と絶望こそ糧になる(黒柳徹子さんの弔辞の意味;後悔と葛藤が希望に変わった瞬間 ほか)
3 他人に見返りを求めない(尊敬されるよりも愛されることは難しい;久米さんに「送りっ放し」と皮肉 ほか)
4 老いも病も死も怖くない(永六輔と太宰治の共通点;自分の年齢に36億を足して感謝する ほか)

著者等紹介

永拓実[エイタクミ]
1996年、東京都生まれ。東京大学在学中。國學院久我山高校時代は、名門のバスケットボール部に所属し、スポーツに明け暮れる。東大文科二類に現役合格。大学では学業に励む傍ら、国内や海外を一人旅するなどして地域文化に触れ、2016年、インドでの異文化体験をまとめた作品がJTB交流文化賞最優秀賞を受賞。母は元フジテレビアナウンサーの永麻理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュースの素

11
孫が綴った祖父、永六輔の残した言葉。色即是空はドーナツの穴か、なるほど〜。尺貫法の取り戻しに何年も戦った事は記憶に新しい。メートル法に従わないと罰金とは何と言うバカな法案だったか。未だにヤードとかノットとか生きているのに。柔らかな心で人と人を繋いで来た永さん。膨大な数のハガキを書いていたそうだが、私もハガキを頂いたことがある。ラジオ番組に出したハガキへの返信を頂いた。一行の清いハガキ。2018/02/21

焼きそばん

6
表題は通り、正に永六輔とは何者か?を孫が様々な人からのインタビューや永さんの手帳から解き明かして行く、これだという結論があるわけでは無いが、永六輔さんの名言だけでも読む価値有りの一冊です。おすすめです。2017/12/02

Roko

4
”他人と比べても仕方ない。他人のことが気になるのは、自分が一生懸命やっていないからだ” 人の悪口を言うのは、それだけヒマがあるということ。忙しかったら余計なことに気を使ってるヒマなんかないですもの。毎日を忙しく過ごすってのも大事なことかもしれません。永六輔さんのラジオ番組を昔よく聞いていたのですが、ホントに好奇心旺盛な方で、いつもいろんなことに突っ込みをいれてらっしゃいました。永さんは常にメモ帳を携えて、気になったことはすぐにメモしていたそうです。そのメモが何点か見られるのが嬉しかったです。2019/05/17

nonicchi

4
一度もお葉書・メールをしたことはありませんでしたが、ずっと永さんのラジオのリスナーでした。なので拓実くんが多くの著名人に会って知った、祖父永六輔の事は自分のとっておおむね既知の内容。でもこうして1冊の本にまとめてくれて、どういう人かを一言で説明できない方だったので、本当にありがたいと思っています。この本を読んでも説明は難しいですが(笑)。2017/09/21

アトム

3
祖父(永六輔)が生きた83年間に遺した言葉、そして行動を辿り、人生の今、この瞬間を有意義に生きるヒントになりそうなことをまとめたもの。「知恵に予算はかからない。「持って成す」精神を大事にしよう」「職業に貴賤はないが、生き方に貴賤はある。職業よりも「生き方」を極めよう」「一流のものに触れる。自分が惚れ込んだものに囲まれて生きることが、本当の豊かさだ」2018/02/12

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