出版社内容情報
瀬戸内寂聴(作家)星野哲郎(作詞家)吉行あぐり(美容師)佐野藤右衛門(桜守)岩本薫(棋士)佐々木正(工学博士)など、各界の著名人19人を収録。理想的な“人生の午後”が語られます。
『サライ』創刊以来の大好評企画「サライ・インタビュー」の単行本、『黄金の時代』を入れるとついに十冊め。今回も吉行あぐり、星野哲郎、瀬戸内寂聴など19人の平成の良寛サマがあなただけに語りかける19のお咄。
内容説明
老いたくない、と思う人がこう老いたい、と思える本。
目次
馬一筋60年の最長老調教師…馬は人間と同じ…悲しい時は一緒に泣く―境勝太郎(調教師)
定年は、会社員の出家です。自分の才能に見切りをつけてはダメ…―瀬戸内寂聴(作家)
ロシア人の父を持つ、大衆演劇の女座長…涙と笑いは紙一重ですばい―筑紫美主子(佐賀にわか劇団座長)
高齢者に優しい家は、高齢者が設計しないと、できないのじゃないかなぁ―清家清(建築家)
女性の報道写真家は日本にいないと聞かされて…「やってみたい」って…―笹本恒子(報道写真家)
オシッコに行きたくなって、できたのが…『函館の女』の最後の詞―星野哲郎(作詞家)
いまだ現役美容師…身は老いるとも、心いまだ老いず、です―吉行あぐり(美容師)
姥桜はええなぁ。幹はしわくちゃやが、風格と色香がある―佐野藤右衛門(桜守)
綿一筋70年。4度の火事から立ち直った“仕事の虫”の夢…―梯礼一郎(製綿業)
95歳の現役棋士…年齢じゃない、問題は情熱です―岩本薫(棋士)〔ほか〕