出版社内容情報
「サライ」で連載、大好評だった「一子さんの信濃だより」の、圧倒的支持による単行本化。食卓に旬を、生活に季節感を失ってしまった“今の人たち”、温かく語る“純粋・日本人の母/一子さん”の生活の知恵、技! 彼女の暦を1月から、のぞいてみると……。
「サライ」で連載、大好評だった「一子さんの信濃だより」の、圧倒的支持による単行本化。食卓に旬を、生活に季節感を失ってしまった〃今の人たちへ〃、温かく語る〃純粋・日本人の母/一子さん〃の生活の知恵、技!彼女の暦を1月から、のぞいてみると……。 たとえば一月。小寒から大寒にかけて、一子さんが作るのが、寒の水で作る凍り蕎麦(そば)…戦後は作る人もなく“幻の蕎麦”といわれる。四月。彼女の里、柏原の里は花開く月でもあります。一子さんの四月の欠かせない大きな行事は彼女自慢の“手前味噌”仕込みです。五月。里は春まっ盛り。桜や野の花がいっせいに開く。この時期、夏野菜の種蒔きと同時に山うど、わらびなどの山菜摘みが楽しみ。八月、里も中旬までは30℃を超える日もあり真夏。この時期の畑の楽しみは夏野菜。中でも瓜(うり)類は夏ならではの味覚です。9月は天然のトマトケチャップ作り。10月。中頃から稲刈り。合間をぬって粟(あわ)、黍(きび)蕎麦など雑穀を収穫。そして楽しみなきのこ狩の季節でもあります。 そして12月。すっかり雪景色。毎年28日が餅つきの日。昔ながらの臼(うす)と杵(きね)で鏡餅のほか、白い餅に粟、黍、蕎麦、豆を混ぜた5種作ります
内容説明
食卓に旬が蘇る。生活に季節が薫る。生活万能暦として、一家に一冊!『サライ』好評連載「一子さんの信濃だより」、圧倒的支持で、待望の単行本化。
目次
どんど焼き
凍り蕎麦
凍み豆腐
あられ
やしょうま
雛あられ
味噌を仕込む
納豆・味噌漬け
夏野菜の種蒔き
山菜を摘む〔ほか〕