出版社内容情報
一度は体験したい料亭でのお座敷遊びが手頃な料金で楽しめるガイドブック。北は札幌から南は熊本まで全国19か所の花街を厳選。芸妓さんとお店、料理、しきたり、界隈の名物までも完全網羅、一見さんでもOK。
少し敷居は高くとも一度は体験してみたい料亭でのお座敷遊び。 本書は、全国に７０か所以上残っている花街の中から、初めての客でも手頃な料金で、粋な文化と味を体験できる１９か所を厳選。 花街の芸妓さんとお店、料理、そして界隅の名物をも収録し、夫婦、あるいは友人同士で旅行に行った際に、歴史ある花街の風情と磨き抜かれた芸を楽しめるガイドブックになっています。 また、花柳界の歴史、お座敷の遊び方、値段、しきたりなどについても完全に網羅し、一見さんでも日本文化の粋を堪能できる花柳界の入門書です。
目次
ようこそ。花街へ
花街の歴史
花街の仕組み
花街の料金体系
花街の遊び
花街の習わし
花街の四季
全国の花街
北海道 札幌
岩手 盛岡
山形（酒田；七日町）
東京（向島；浅草；神楽坂）〔ほか〕
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高坂凪穂の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
綾野理瀬（Ayano Lise)
3
知られざる世界・花街を、｢行ってみたくなる｣ような筆致で描く(実際は先立つものがたんとないといけないが)。｢芸一筋｣に生きる芸妓さんの心意気を感じられる。実際には、大変な苦労が多いと思うが、頭が下がる。長崎では、丸山町のお姐さんたちを、くんちの際に見ることができて、ぐっと身近な存在である。2015/07/19
三毛猫嬢
0
花柳界は京都・祇園だけじゃない。全国の花街を紹介した本。花街の歴史・仕組み・料金体系・遊び・習わし・四季等、基本的だが初心者がよく分からない事が詳細に書かれています。花柳界は一見さん断りで敷居が高いと思われがちですが、花街初心者向けの企画を用意している東京・浅草等は気軽に行けそうです。私の地元の山形・酒田が取り上げられており、普段見ている酒田とは違う酒田の一面が見えました。タイトル通り『花柳界入門』でしたが、サブタイトルの『夫婦で行く花街』の方が内容に合っている気がしました。 2015/09/01
