出版社内容情報
イラストレーターめばちの女子学生服図鑑
1910年代より洋装化が始まった女子の学生服を中心に、大正から令和に至るまで100年あまりに及ぶ制服の変遷について全国42校を例に挙げながらイラストと写真で紹介します。制服のイラストは『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』といったアニメのEDイラストなども手がけてきたイラストレーターのめばち氏が計129点を描き下ろしました。同氏特有のふんわりとしたやさしいタッチの絵で制服の歴史をたどります。
学校および制服の選定は、170年の歴史を誇る老舗学生服メーカー菅公学生服に協力を仰ぎ、制服研究の第一人者として知られている各種制服書籍の著者・森伸之氏が監修。新旧105着の制服を取り上げます。
序章では、セーラー服、ブレザー×スカート、ノーカラージャケット×スカート、ワンピース、ジャンパースカート、スーツといった、6つの基本形について解説。第1章~第4章では主に制定当時の趣が残っている現行の制服を取り上げるほか、第5章ではスラックスやパーカーといった制服を採用している学校の現代らしい事例も網羅しました。
コラムでは、制服以前から存在していた学校指定のベルトを袴に巻く装い、戦時中における「へちま襟」「もんぺ」の着用義務、1960年代から始まった男子学生のブレザー化、1970年代後半に流行した「変形学生服」、学生服メーカーが1980年代に注力していた「S.I.(スクールアイデンティティー)」活動、1990年代における「着崩しブーム」についても、各方面への取材をもとに詳しく解説。「架空の制服博物館」を巡るレイアウトで構成している本書を通じて、女子の学生服がどのように変化してきたいのかがわかるような内容になっています。
【編集担当からのおすすめ情報】
人気イラストレーターのめばちさんによる描き下ろしイラスト129点を掲載。特にめばちさんが描いたトルソーに着せた制服の絵は、やさしい絵のタッチながらディテールやシルエットがよくわかるようになっているので必見です! 監修には、これまで様々な制服図鑑を執筆してきたライター/イラストレーターの森伸之さんが担当。大正から令和に至るまで100年あまりの歴史が丸わかりの超保存版です。なお、各学校の学校生活が垣間見えるような情報も盛り込んでいるので、小中学生や保護者様にとっては学校選びの参考に、卒業生の方々には学生時代を懐かしんで頂く機会になれば幸いです。
内容説明
大正から令和に至るまで。洋装化の始まり、変形学生服の大流行、モデルチェンジブーム、DCブランド旋風、平成の着崩しカルチャー、ジェンダーレス化…。高等学校を中心に全国42校・新旧105着をイラスト&写真で紹介。セーラー服、ブレザー、ノーカラージャケット…。女子制服の基本形6タイプも解説。
目次
序章 女子学生服 6つの基本形
01 女子学生服 洋装化の始まり(東京都 山脇学園中学校・高等学校;愛知県 金城学院中学校・高等学校 ほか)
02 戦後から急速に広まった洋装制服(東京都 光塩女子学院 中等科・高等科;東京都 聖心女子学院 中等科・高等科 ほか)
03 モデルチェンジブームの到来(東京都 頌栄女子学院中学校・高等学校;東京都 玉川聖学院 中等部・高等部 ほか)
04 DCブランドが手がけた学生服が急増(群馬県 共愛学園高等学校;神奈川県 横浜女学院中学校高等学校 ほか)
05 多様な組み合わせから選べる制服が登場(岡山県 倉敷翠松高等学校;愛知県 豊田大谷高等学校 ほか)
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