出版社内容情報
「なめらかな歩行」を取り戻すために
「奇跡のリハビリ」として注目を集める促通反復療法(川平法)のイラスト解説本、待望の歩行編。脳卒中後に片マヒになった人が「楽に立ち、なめらかに歩く」ことを再び手に入れるための、家庭用リハビリテーション決定版です。
大切なのは、自己流の歩行の癖がついてしまう前に、楽で自然に見える歩き方のコツを覚えること。専門家の助言を受けながら、下肢装具と杖を使った二動作歩行をマスターしましょう。
「楽に立つためのトレーニング」「体幹を動かすトレーニング」「マヒを改善するトレーニング」「歩くトレーニング」を紹介しています。それぞれのトレーニングの達成具合がわかるチェックシートもつけました。
川平法は、2011年、NHKスペシャルで放映され、大反響を呼んだ方法で、これまでに提唱された脳卒中片マヒの治療法に比べ、マヒの回復を促進することが証明されています。米国の一流学術誌「ニューロリハビリテーション・ニューラルリペアー」電子版にも掲載され、専門家も改めて注目しました。
上肢編『やさしい図解「川平法」』も大好評発売中です。
【編集担当からのおすすめ情報】
・下肢装具や杖を用いて円滑な重心移動を行う、・健側の足で安定して立てるように、反復起立訓練をする、・マヒ足に体重をかける努力はしない、・マヒを改善し「二動作歩行」をする、という4つのことをわかりやすいイラストで、ご家族の介助のもと家庭内で実践できるように解説しました。1ページ1動作の大きなイラストで、ご本人の動作と、介助者の動作の色分けをして、見やすく工夫しています。
鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンター
http://com4.kufm.kagoshima-u.ac.jp/kirishima_reha/
目次
トレーニングの前に知っておきたいこと(歩行の仕組み;「二動作」と「三動作」歩行の違い)
トレーニングに取り組みましょう(楽に立つためのトレーニング;体幹を動かすトレーニング;マヒを改善するトレーニング;歩くトレーニング)
著者等紹介
川平和美[カワヒラカズミ]
1947年生まれ。74年鹿児島大学医学部卒業、77年鹿児島大学医学部附属霧島分院(現在の霧島リハビリテーションセンター)助手、88年同助教授。90年京都大学霊長類研究所神経生理部門に国内留学、91年アメリカ国立衛生研究所(National Institute of Health)へ留学。2005年より鹿児島大学大学院医歯学総合研究科運動機能修復学講座リハビリテーション医学教授。13年3月退官。現在、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科客員研究員。鹿児島大学名誉教授として促通反復療法(川平法)の研究、指導を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。