悩んでも迷っても道はひとつ―マリ共和国の女性たちと共に生きた自立活動三〇年の軌跡

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悩んでも迷っても道はひとつ―マリ共和国の女性たちと共に生きた自立活動三〇年の軌跡

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  • サイズ 46判/ページ数 180p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093070201
  • NDC分類 611.924
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ノーベル平和賞候補者が綴る初の活動軌跡

48歳で小児歯科の開業医を辞して、世界最貧国といわれる西アフリカのマリ共和国へ単身渡航、30余年にわたる破天荒なボランティア人生へと転身を遂げた、ノーベル平和賞2020年候補者・村上一枝氏初の著書。

それまでの生き方を変えてゼロからの出発をし、特定非営利活動法人(現在は任意団体)カラ=西アフリカ農村自立協力会を立ち上げてからは、マリの農村地域の人々と多岐にわたる自立支援活動を行う。それは、自分が学んできたことや得てきたことものを、活動を通して少しずつ返していき、ゼロになって人生を終える道を選ぶことでもあるという。

実際、村民の識字率と就学率を上げる教育の普及、助産師の育成と助産院・診療所の設立、女性の生活改善、所得の向上をほぼ同時進行で実施し、運営管理は地域住民に任せるという画期的な活動により、「支援に頼らないで自立した生活」を構築。マリの未来に光を当て女性の地位向上につなげた。

著者は常に本質を伝え、約束を守り、マリの人々の信頼を得ていった。「視野が広い発想と行動力」「人を巻き込む指導力」「成果につなげる忍耐力」で向き合う経験の数々は、読者の人生観を心地よく刺激することだろう。

【編集担当からのおすすめ情報】
マリ共和国と聞いて、世界地図のどこに位置する国かすぐにわかる人は多くはないだろう。私自身もそのひとりでした。サハラ砂漠が国土の7割を占め、西アフリカの内陸で四方を7か国に囲まれるマリは、近年イスラム過激派組織によるテロや襲撃が多発し、2022年から首都バマコ以外の全土において日本外務省から危険レベル4の退避勧告を要請されています。旅行の人気エリア、世界遺産のバンディアガラの断崖や伝説が息づく地域トンブクトゥへ行くこともかないません。

30年にわたりマリの農村地域で村民と共に暮らし、健康に生きるための生活向上自立支援に尽力してきた村上一枝さんは、現地に入って活動することが難しい状況に陥り、心配が絶えない日々を送っています。東京から活動地域の村へ後方支援を続ける中、2023年春にようやく始まった助産所設置の建設現場を武装集団が襲撃、左官や作業員を殺害するという悲劇も起きています。初めて事業がストップしてしまうほどの事態を案じ、83歳の村上さんは本書の刊行前にマリ渡航を画策していましたが、断念に至っています。

「現地のスタッフと連絡を取ることさえ難しく、また、マリの現状を伝えるニュースが日本ではほとんど得られません。この本を通して、マリの農村に暮らす人たちの日常生活と明るくたくましい姿や長けた能力、真摯な行動力に触れ、アフリカがちょっと遠いお隣さんという意識になってもらえれば非常に嬉しい限りです。私は彼らに大きな期待を持っています」と村上さんは語る。

内容説明

開業医を辞めてなぜ西アフリカマリ共和国でボランティアに!?痛快!明快!考えるより行動、時々泣き笑いの生き方に賞賛の声。ノーベル平和賞2020候補者が綴る初エッセイ。

目次

第1章 生き方を変えるゼロからのスタート(開業医を辞めて、なぜマリに;ひとりで生きるということ ほか)
第2章 成果が見えると人は動く(モットーを徹底する;場当たり作戦 ほか)
第3章 人を育てる喜び(本質を話すこと;有意義な教訓 ほか)
第4章 考えるより行動、時々泣き笑い(不遇な時期;夜のサハラ砂漠単独行 ほか)
第5章 ゼロで生まれてゼロに終わる(大きな転機;突然起こった惨事 ほか)

著者等紹介

村上一枝[ムラカミカズエ]
カラ西アフリカ農村自立協力会代表。日本歯科大学名誉博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

53
そこに暮らす人たちを支援するには・・。その人たちとの関わり方を、どう考えるかで、やり方だけでなく、随分変わるものが多い。サブタイトルにある「自立」の2文字の意味を、改めて考えた。知識、経験、技術、ものの考え方・取り組み方、いかにして自分たちで継続できるかを、考えたうえで関わりを持つ。もちろん、そのためには、相手を文化を歴史を知ることが必要。これは、福祉・共生ということにつながる視点・思想。2024/09/16

linbose

2
★★★★☆著者はマリ共和国で30年にわたり支援活動に従事。支援内容は、識字指導、裁縫や菜園作り、産院の設置、衛生指導、マラリア・寄生虫対策など広範にわたる▼その活動の基本姿勢は「自立」。物やお金を与えるのではなく、住民が自ら考え作り上げる自立した生活への支援が重要であることはよく言われることだが、その徹底した実行とその実際がよく分かる▼イスラム過激派による紛争で現地活動を停止せざるを得なくなったことは痛恨であろうが、著者は、これまで培ってきた自立の土壌により、必ずや荒廃から立ち直ると希望をつないでいる2024/05/26

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