出版社内容情報
脳卒中、特に脳梗塞の脳の血管障害の原因、予防法、応急処置法、検査や治療法、リハビリ法、再発を防ぐ日常生活のケアポイントなどを解説します。異常を早期発見するための脳ドックの賢い受け方も紹介。著者=東京女子医大附属脳神経センター所長・教授
ひどい頭痛、めまい、朝起きたときの手足のしびれ・麻痺、食事中に急にはしを落とす、会議中に突然言葉が出ないなどが起こったら、脳の病気を疑ってください。それはいつでも、どこでも起きる可能性があります。 脳の病気のなかでもっとも多いものが、一般的に「脳卒中」と呼ばれるものです。そのなかには、脳の血管が破れて出血する脳出血(以前は脳溢血とも呼ばれた)やくも膜下出血などの出血性のものと、血管がつまり血液が流れなくなり神経細胞が損傷したり、死滅してさまざまな症状をひき起こす脳梗塞などの虚血性のものがあります。 本書は、だれにでも起こる可能性がある(特に男性)脳卒中、なかでも脳梗塞を中心に、その症状、発見のしかた、予防と注意点、倒れたときの応急処置、治療法などをくわしく解説します。 また、ボケ(痴呆)についてもふれ、防げる・治る・治らないボケの解説とリハビリ、再発防止のケアなどについても解説しています。
内容説明
「脳梗塞」を知れば、脳卒中もボケも予防できる。
目次
第1章 脳卒中、とくに脳梗塞の症状と早期発見
第2章 脳梗塞の予防と注意点
第3章 脳梗塞の疑いがあるとき
第4章 脳梗塞で倒れたときの応急処置
第5章 脳梗塞の治療と後遺症
第6章 脳の血管障害と痴呆(ボケ)