出版社内容情報
希望を捨てずに生きのびた少年の勇気の物語
1943年10月、イタリアの首都ローマのユダヤ人居住区。12歳の少年エマヌエーレは、ナチスドイツ軍がユダヤ人を連行する混乱の中、その場から逃げだし路面電車の中に身をかくした。
停留所を一つ、また一つと乗り越し、息をひそめて市内を揺られていく。
見つかったら、強制連行されてしまうのだ。
これは、ナチスによるユダヤ人強制連行から逃れ生きのびた少年の実話を元にした希望と勇気の物語だ。
【編集担当からのおすすめ情報】
「もし、自分にできることがあるなら、先ずはそれをすること。小さな子とでいい、一人一人が何か行動すれば……」
これは、少年をかくまった路面電車の車掌さんのことばです。
今もリアルに同じ様な少年がいるかもしれないことを思い出させてくれます。
路面電車に隠れて3日間過ごし逃げ延びる前半は、ドキドキハラハラの連続。
希望を捨てなかった少年の感動物語です。
内容説明
1943年10月16日、イタリアの首都、ローマのユダヤ人居住区。12歳の少年エマヌエーレは、ナチス・ドイツ軍がユダヤ人を連行する混乱の中、その場を逃げだし路面電車の中に身をかくした。停留所を一つ、また一つと乗りこし、息をひそめて市内をゆられていく。見つかったら、強制連行されてしまうのだ。これは、ナチスによるユダヤ人強制連行から逃れ生き延びた少年の実話を元にした“人間として生きる”尊厳の物語である。
著者等紹介
ランノ,テア[ランノ,テア] [Ranno,Tea]
イタリア、シチリア島のシラクーサ生まれ。小説家。2008年にキアンティ賞、2021年にはエリチェ文学賞を受賞
関口英子[セキグチエイコ]
イタリア語翻訳家。『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』(光文社古典新訳文庫)で、第一回須賀敦子翻訳賞受賞
山下愛純[ヤマシタアズミ]
イタリア語・英語翻訳家。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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