ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784092906525
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8097

出版社内容情報

よみがえる〈ミヒャエル・エンデ〉の世界!

暗黒の中世のとある真夜中。嵐の中を進むあやつり人形劇団の馬車から少年クニルプスが姿を消す。彼が向かった先は、誰もがおそれる大悪党、盗賊騎士ロドリゴ・ラウバインの城だった――。晩年のミヒャエル・エンデがのこしたふたりの物語が、美しい加筆とともにふたたび動き出す。「悪」と「おそれ」、その真の意味を探しもとめる、めくるめくメルヘンの世界。小学高学年から。

【編集担当からのおすすめ情報】
物語には盗賊騎士ロドリゴ・ラウバインや少年クニルプスのほかにも、かしこいオウムや気弱なフトッチョ夫婦、おてんばな姫にため息ばかりつく王、ずる賢い魔術師に財宝好きな竜、高名な宮廷医師に大声でどなる召使いなど、個性的な人物や動物たちが続々と出てきます。それぞれが交差する風変わりな様子は、まるでエンデ自身が愛した演劇のようです。

また、物語に添えられた60点以上の挿絵はjunaidaさんの手によるもの。物語の世界を縁取る、宝物のようなブックデザインにもご注目ください。

内容説明

暗黒の中世のとある夜、とつぜん姿を消した少年クニルプス。彼が目指す先は、だれもがおそれる盗賊騎士の城だった―。かしこいオウムと気弱なフトッチョ夫婦、おてんばな姫にため息ばかりの王、あやしげな魔術師、そして財宝好きな竜。風変わりな人形劇のようにそれぞれが交差しあいながら、幕引きの見えない物語は、謎めく糸にあやつられてゆく。

著者等紹介

エンデ,ミヒャエル[エンデ,ミヒャエル] [Ende,Michael]
1929年、ドイツ南部の町ガルミッシュで生まれる。父はシュルレアリスム画家のエドガー・エンデ。ミュンヘンの演劇学校を卒業したのち、戯曲や詩、小説を創作するほか、映画評論の執筆を手がける。1960年に『ジム・ボタンの機関車大旅行』を発表し、ドイツ児童文学賞を受賞。時代をこえて愛される作品を数多く生み出した。1995年8月永眠

フロイント,ヴィーラント[フロイント,ヴィーラント] [Freund,Wieland]
1969年、ドイツ生まれ。児童文学作家、ジャーナリスト。10歳の頃に『はてしない物語』を読み、以後エンデ作品を愛読するように。2003年に発表した『Lisas Buch』でバイエルン州芸術振興賞を受賞。2017年に『Krakonos』を出版し、同作がドイツ児童文学賞にノミネートされる

木本栄[キモトサカエ]
ロンドン生まれ。翻訳家。ケルンのギムナジウムを経て、ボン大学を卒業。ベルリン在住

junaida[JUNAIDA]
1978年生まれ。画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

117
児童書、ファンタジー。『モモ』『はてしない物語』を書いたエンデの未完の遺作を完成させた物語。junaidaのイラストが最高▽中世の森は嵐で、ガタコトと行く人形遣いの馬車からひとりの少年が飛び出した。目指すは盗賊騎士ロドリゴ・ラウバインの城。怖いもの知らずの少年クニルプスはゾクゾク森を抜けて、ロドリゴの従者になろうと城に押し掛けた。ロドリゴは恐ろしい噂を自分で広め、隠れて暮らす人の好い大男だった。クルニプスは思い込みで突っ走り、王女を誘拐する。王座を狙う悪い魔法使いは龍と策略をめぐらす▽子供向けだが面白い2022/11/21

KAZOO

116
3章までエンデが書いていたものに加筆して完成した物語で楽しめました。まさにエンデの世界という感じですね。盗賊のラウバインやオウムのソクラテスがわらわせてくれます。とくにオウムはおしゃべりすぎですが「モモ」に出てくる亀を思い出しました。幽霊が嫌いな竜やお姫様も出てきたりして楽しめるのですが登場人物が多い割には話が少し簡単すぎる気がしてもう少し長くしてもらってもいい気がしました。2023/02/06

美紀ちゃん

93
ミヒャエル・エンデの遺作。3章まで書き世を去ってしまう。その後を引き継ぎ完成させたのがエンデを大好きだったヴィーラント・フロイト。 物語の続きを見事に完成させていてエンデの詩的な世界への敬意も表れている。ジュナイダさんの挿絵が素敵。ロドリゴ・ラウバインは盗賊騎士として世の中に悪名を轟かせ恐れられているが本当は臆病で植物が好きとわかるところからとても面白い。一気に読めてしまうが、ゆっくり文章を味わいながら読んだ。前半からずっとラストまでワクワクし良いストーリー。学校図書館◎ 小中学生から大人も楽しめる良書。2022/10/27

Nyah

64
ミヒャエル・エンデが三章まで書いた遺作をヴィーラント・フロイントが完成させた。挿絵はjunaida。表紙は美しいし、中の挿絵は単色ながらも色付きで目を引く。そして話は、暗黒の中世の真夜中に嵐の暴風雨中を進むあやつり人形劇団の馬車。馬車から逃げ出した無鉄砲クニルプスが大悪党の盗賊騎士ロドリゴ・ラウバインの従者になりたいと彼の城を訪ねるところから始まる。かしこいオウム、クニルプスの両親フトッチョ夫婦、聡明お転婆フィリップ姫、鬱っぽい王、ずる賢い魔術師、財宝好きな竜、高名な宮廷医師。そりゃ面白くない訳ない。😆2022/11/27

mocha

56
エンデの未完の作をヴイーラント・フロイントが書き継いだもの。タイトルから重厚なファンタジーを期待していたので、始めは幼い子向けのおとぎ話のような語り口に違和感を覚えた。セリフ回しや小道具と化した妖精たちは、まるでコミカルな演劇を見ているよう。対比や比喩や、構成の様々な仕掛けに気づくに連れ、面白みと深みが感じられる。「この世の中はすべてが大きな舞台で、われわれはみなそのなかの登場人物として動いているのではないかな」そういうことか。装丁がとても贅沢。2023/10/19

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