タイムライダーズ―紀元前６５００万年からの逆襲〈２〉

スカロウ，アレックス【作】〈Ｓｃａｒｒｏｗ，Ａｌｅｘ〉/金原 瑞人/樋渡 正人【訳】

小学館（2015/04発売）

• サイズ B6判／ページ数 304p／高さ 19cm
• 商品コード 9784092906037
• NDC分類 K933
• Cコード C8097

出版社内容情報

恐竜時代から無事に戻れるのか？

恐竜時代へとタイムスリップしてしまったリアムと支援ロボット。リアムたちは、想像を絶する異境の地でサバイバルしながら仲間の救援を待っていた。その影で、知性を持つ恐竜たちが人間の行動を観察し、学習していた。リアムたちは、雨をよけるために家を建て、魚を捕るために武器を作る。群れで行動する知恵のある恐竜たちは、リーダーのもと、人間の知恵を学び、少しずつ追い詰めていく。その影響で、歴史が変わり、仲間のいるニューヨークの風景も一変してしまった。外を見ると、摩天楼は、ジャングルに、通りを行き交う人は消え、奇妙な形の恐竜が走り回っていた。
リアムたちの居場所を知らせるメッセージは、6500万年の時を超えて、仲間のところに届けられる。それは、どうやって届けられたのか？
彼らは、無事に戻れるのか？ 歴史の改変を正すことはできるのか？
最後まで息を抜けないファンタジーです。


【編集担当からのおすすめ情報】
シリーズ第1弾の刊行時に、翻訳者金原瑞人さんは、「本の窓 自著を語る」のコーナーで、本書について、お話しされています。「歴史のIFって、何でこんなに魅力的なんだろう。歴史の背後には、選択されなかった無数の選択肢があり、そのひとつひとつに物語が隠れている。その物語をフィクションにした作品は数え切れないけれど、この『タイムライダーズ』はなかでも出色である」と。
まさしく、この作品は、"歴史のIF”に挑戦するような物語です。


アレックス・スカロウ［アレックススカロウ］
著・文・その他

金原 瑞人［カネハラ ミズヒト］
翻訳

樋渡 正人［ヒワタシ マサヒト］
翻訳

内容説明

想像を絶する異境の地でサバイバルするリアムたち。ＮＹでは、変移がおきて街がジャングルへと変貌してしまう。タイムライダーズは世界をもとにもどせるのか？

著者等紹介

スカロウ，アレックス［スカロウ，アレックス］ ［Ｓｃａｒｒｏｗ，Ａｌｅｘ］
１９６６年イギリス生まれ。大学卒業後、ロックギタリストとして活動。その後、グラフィックアーティスト、ゲームデザイナー、シナリオ作家を経て、作家となる。一般書のスリラー小説などを手がけた後、『タイムライダーズ』が初めてのＹＡ小説。シリーズは、世界中でベストセラー更新中

金原瑞人［カネハラミズヒト］
１９５４年岡山県生まれ。翻訳家、法政大学社会学部教授。いち早く日本に海外のＹＡ文学を紹介。数多くの翻訳を手がける。新聞雑誌などの書評選評も多い

樋渡正人［ヒワタシマサヒト］
１９７５年鹿児島県生まれ。法政大学社会学部卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[小夜風]

【図書館】タイムトラベルもののSFって頭が混乱するから苦手だったのですが、このシリーズは凄く判り易くて面白く読めます。ベックスの性格が何だか可愛くて凄く好きなので、処分とかそんなことにならなくてホント良かった。前回の最後は本当に辛かったので、今回は少しホッとしました。でも最後の最後に驚愕！つ……続き早よ！！シリーズ第３弾は今秋発売予定♪

2015/06/04

[たっくん?号]

最後に『あ、やっぱりそういうことなのか?』と思った。キャラデザそっくりだからそうなのか?いやそりゃないだろうとバッサリ脳内で否定していただけに微妙な心境。最後の言葉はそのままの意味合いなのか、違う意味なのか。。。悶々。。。。早く次読みたい。

2015/07/27

[Lico]

展開が気になり一気読み。読みやすくハラハラドキドキ楽しめる反面、矛盾や突っ込みどころもあるが、その辺は深く考えない方がいいのだろう。お馴染みのキャラから新キャラ、果ては二度と出てこないと思っていたキャラまで登場で満足。皆魅力的。今回の話も面白かったけど、シリーズ全体を通しての謎がまだまだ解明されず、さらに気になる終わり方で、思わず、えーっ！と声をあげた程。秋刊行予定の第３弾に期待させられる。

2015/07/02

[シュウ]

リアムのダメージは大丈夫なんだろうか。サバイバルを生き抜いたものの、リアム達以外は忘れてしまうんだよね。最後のセリフはやっぱそうだったのか。

2024/11/09

[月に6ペンス]

仲間が恐竜時代に飛ばされるというハプニングが起こり、彼等は飛ばされた時代を知らせようとし、基地にいる仲間は何処に飛ばされたのか探しだし、最終的には元に戻り全員が揃う。ただそれだけの話なのになぜこんなに面白いのか。逆HG ウェルズ、レプティリアン、メンインブラック、ロズウェル事件を思わせるわくわくする要素が盛りだくさん。回収されてない事象は続編の序章なのだろう。そして最後の驚愕の独白。次も読まずにいられない。

2016/12/07